スターケバブの『ケバブのり巻き』はマジウマい。スターケバブはケバブ激戦区たる秋葉原に2店舗を構えるケバブ屋さん。そのオリジナル・メニューがケバブのり巻きだ。
太巻きの要領でケバブとピクルスをのり巻きにしちゃったという、あまりに斬新かつそのまんまなケバブのり巻き。なぜこんなにウマいのか? ちょっと説明しづらいので、気になる人はぜひスターケバブへ! と、思ったら……
いつの間にか販売終了してるゥゥゥゥウウウウ!!!!?
・令和の悲劇
なんと久しぶりにスターケバブを訪れてみると、メニューからケバブのり巻きが消えていたのであった。
慌ててお店の人に「ケバブのり巻きはなくなったのか?」と尋ねたところ、「うん」と非常にあっさりした答えが返ってきた。理由は聞きづらかったので不明だが、とにかくここ半年くらいの間にケバブのり巻きは販売終了していたらしい。あんなにおいしかったのに、一体なぜ……?
しばし悲嘆に暮れたところで、私は「自分が半年も店を訪れなかったことが悪いのだ」と気づいた。覆水盆に返らず。時すでに遅し。諸行無常。今さらいくら嘆いても、失われたケバブのり巻きは戻らない。なぜ私はもっと熱心にアキバに通わなかったのか? 悔やんでも悔やみ切れない思いだ。
・まてよ
……が、しかし。ここで私は、ケバブのり巻きの主要具材たる『ピクルス』が単品で売られていることに気がついた。
スターケバブではケバブの「肉だけ」も販売されているため、この2つをのり巻きにすれば、ケバブのり巻きが完全再現できる、という仮説が成り立つことになる。
そんなわけで、スターケバブで「チキンとピクルスを適当に詰めて」とお願いしたものがこちら。「1000円でいいよ」と言われたので、もしかするとサービスしてくれたのかもしれない。計量すると約250グラムだった。
それはそうと、コレ……
ピクルスじゃなくてハラペーニョじゃね……?
・そういうこともある
私の発音が悪かったのか、それとも運命のイタズラか。ピクルスの代わりにハラペーニョが入ったケバブチキンを購入してしまった私。この仕事をしていると稀にこういうことがあるのだが、「いかに乗り切るかがライターの腕」みたいなとこ、ある。
ってことで、気にせずケバブのり巻きを作っちゃおう。用意するのは海苔と白米、それだけ。
実は私、のり巻きを巻くのは人生初である。だいたいこんな感じかな〜?
全然巻けませんでした。
米の量を減らして再チャレンジ!
やっぱ全然無理だったので……
海苔の面積を増やすことに。これぞ逆転の発想。
できた!!!! 見た目はかなりそれっぽいケバブのり巻き!!!!
味は…………
思い出のケバブのり巻きそのまんま!!!
まぁ正確にいうとピクルスがハラペーニョになっているので100%の一致ではないワケだが……ただ個人的にはこっちのほうが好きかもしれないくらい、ハラペーニョもアリ中のアリだった。その日の気分で好きなほうを選べばいいだけの話である。
残念ながらメニューとしては消滅してしまったものの、自作すればこの先も食べられることが判明したスターケバブのケバブのり巻き。アドバイスは「米は硬めのほうがウマい」ということくらいで、作り方はガチでシンプルだ。
ちなみに今回購入した1000円分のチキンで、のり巻き3本は巻けそうな分量があった。まだ食べたことがないという人、絶対に試してみて!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
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