もしかしたら世界最大のヒーリングスポットは「マクドナルド」なのかもしれない。異国の地でマックを見つけたときの安心感は異常! 海外であろうと “ホーム感” がエゲツない。

そのマクドナルドは「その国オリジナルメニュー」を展開していることで知られているが、今回はマレーシアで発見した「フライドチキン」についてお知らせしよう。正直、個人的にはあまりオススメしないけども。

・米のマレーシア

日本にいるとわかりづらいが、マクドナルドの定番メニュー「てりやきマックバーガー」や「チキンタツタ」は日本のオリジナルメニューである。冬の大定番「グラコロ」も日本独自の商品だ。

さて、マレーシアのマクドナルドに「米」があることは以前の記事でお伝えした。いずれも米の「ナシレマ・マック」と「ブブル・アヤム・マック(お粥)」はハイレベルで、特にお粥は激ウマであった。


・フライドチキンがあるワケ

そのマレーシアのマクドナルドにはお米以外にも、日本には無いメニューが。それが「フライドチキン」である。世界共通の「ナゲット」ではなく「フライドチキン」が販売されているのである。

聞けばマレーシアやインドネシアはイスラム文化の影響が強く、豚のメニューが無いんだとか。その分をビーフやチキンで補っているため、日本にはない「フライドチキン」が販売されているらしい。なるほど。

で、マレーシアのマクドナルドでは「レギュラー」と「スパイシー」の2種類の味が販売されていた。価格は2本セットで15.09リンギット(約501円)で、その他のバーガーやパイと合わせて総額は46リンギット(約1531円)。え、円安ゥゥゥ……。

んでもって実際に食べてみたところ、個人的には「あんまりオススメはしないかな?」と感じた次第である。理由は味ではなく「個体差」もしくは「ちょっと雑だったから」だ。

・戸惑う

どういうことかというと、私のところに来たオリジナルのチキンはかなりの大きさで、当初は「めっちゃデカくていいやん!」と思った。……のだが、食べてみるとチキンの中心部まで粉っぽいというか、粉のままの部分があったのである。

もちろん、これはたまたまの個体差なのだろう。……が、先述した美味しいお米のメニューがあるにもかかわらず、まあまあ固体差が違いそうなフライドチキンをわざわざ選ぶ必要もないのではなかろうか?



・チキンより米

味自体もケンタッキーと比較すると「至って普通のシンプルなフライドチキン」といった感じで「こりゃウマい!」というレベルにまでは達していない印象だ。どちらかと言えば味のハッキリしているスパイシーの方をオススメする。

マレーシアにお住まいの方ならいざ知らず、観光で訪れたマクドナルドではやはり「米のメニュー」一択! 運悪く一発目で粉っぽいフライドチキンと当たってしまった私としては、そう結論付けざるを得ない。別にマズいとかじゃないけどね。

というわけで、マレーシアのマクドナルドについてお知らせした。「マレーシアのマクドナルドではとにかく米」がファイナルアンサーである。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.