トゥンカロンって何だよ。デストロン、サイバトロンに続くトランスフォーマーの新勢力か? ググったところ、デカいマカロンのことらしい。

なるほどね。マカロンはうめぇもんな。うめぇモノをデカくしたら、もっとうまくなるのは宇宙の真理。わかってんじゃん。しかも黒蜜きなこ味ときたか。そりゃあ、食ってみるしかねぇ!!

・278円

不愉快な湿度と暑さに苛立っていた私は、近所のセブンでアイスを物色していた。そこで「トゥンカロンアイス 黒蜜きなこ」のポップが目に入ったのだ。どうやらセブンでは今、「韓国グルメ」のフェア的なモノが開催中らしい。値段は278.64円(税込)。


私の好きな食べ物は酒とステーキとバーガーとピザと、体に悪そうな甘いもの。特に韓国とは関係ない方面なので、韓国グルメに関心が薄い。若者に人気だというトゥンカロンが何なのか知らなかったのはそのためだ。

ググってみたら、2019年くらいから韓国系カルチャーに強い関心を持ってそうなメディアなどでの言及が増えている。以降は都内などでも扱う店が登場していたもよう。

ちなみにTwitter(X)で初めて「トゥンカロン」という日本語での投稿がされたのは、2018年中のことだったもよう。「until:2018-12-1 トゥンカロン」で検索すると最初期のトゥンカロン投稿を見ることができる。

世の中は随分前からデカいマカロンを認知していたわけか……グレーターマカロンとかだったらもっと早くレーダーにかかっていたであろうに。そんなことを考えつつ、ゲットして帰宅。



・甘い

裏面に構造が示されていた。アイスの中に黒蜜ソースが入っているもよう。これは魅力的だ。


製造は横山冷菓株式会社というところらしい。おそらくこの手の企画系アイスの製造を請け負っているのだろう。販売会社は大手の赤城乳業だ。ご存じ、ガリガリ君などの企業である。


中身はこんな感じ。まあまあ大きめなケースに入れられて保護されている。マカロンは繊細なお菓子だからな。この包装であれば、多少の衝撃程度なら大丈夫な気がする。


中々に立派なサイズ感。まさにデカいマカロンだ。



割ると、パッケージの写真通りに黒蜜ソースが溢れ出てきた。こういうソースは大事だからな。ちゃんと入ってないと満足度が下がる。


食べてみると、まずマカロン部分がちゃんとマカロンしており、濃厚な甘さがある。きなこアイスは見ての通りけっこうな分量で、やはりしっかりと甘い。

フレーバーそのものはきなこ味で派手さは無いかもしれないが、素朴な美味さというものがある。そしてゴリゴリに甘い黒蜜ソースが全てを加速させる……!

これは、なかなか強いぞ。チョコレート等では出ないタイプのもったりした甘さだ。何よりデカいのがいい。やはりデカさは正義だ。

セブンのアイスはだいたい全て食べたことがあるが、今あるなかではこいつが1番甘いかもしれない。うまさの面でも、最近のセブンで1番美味いアイスに私が認定している「きなこわらび餅大好きな白くま 245ml」に匹敵しそうなくらいだ。

参考リンク:セブンイレブン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.