今話題の激安サイト・Temuで絶賛されている「電動アトラクションレールカー」がマジで凄いらしい。子供向けのオモチャかと思いきや、大人も興奮必至。虹色のレーシングトラックが手作りのコースをビューンと猛スピードで駆け抜けていくという。

ちなみに200件以上のレビューが集まっていて、評価は4.7。コメントをいくつか紹介すると「大ヒット」「本当に大好き」「もう1つ注文しました」「素晴らしい」など 絶賛 & 感動のコメントばかり。

ド派手なカーレースを自宅で楽しみたい方は今すぐチェックすべきかもしれない。さっそく実物が届いたので、以下で詳しく紹介したい。

・Temuで買ったレールカーセット

箱の中にはド派手なトラックが1台、着せ替え用のボディ、カラフルなトラックピースなる部品が大量に入っている。遊び方は簡単で、レールを好きなように組み立てて車を走らせるだけ……いや、そんな単純な話ではなかった。

詳しくは後述するが、走らせてみるとこれが想像以上のクオリティだということに気がつく。主役は車ではなく……レールなのだ。そんなことはレールカー業界では常識かもしれない。きっと「レールを制する者はレールカーを制す」という格言もあるだろう。


・レールが長い方が楽しい

そんなわけで実はこの商品、トラックピースの数(レールの長さ)によって価格が変わる。現在(2024年5月24日)は95ピースだと2217円、188ピースだと3716円とのこと。どちらも60%以上の割引価格。もちろん買ったのは188ピースの方。

パズルのようにトラックピースをつなげるだけでなく、ジェットコースターのようにアクロバティックにコースを組み立てるのがポイントだそうだ。とにかく、カラフルなピースを1つ1つつなげていく。意外だったのは……

この作業が思ったよりもダルいこと。



・修行

カチッ、カチッと固定するのに意外と力が必要なのだ。「188」という数字が永遠に感じられる。途中、「テキトーに50個くらいで撮影してもバレないのでは……」と悪魔の声が聞こえた。もはや修行。やはり99ピースにしておけばよかった。


それでも泣きながら作業を続け……


完全に “無の境地” に達した頃にレールが完成した。悟りを開くには数十年の修行が必要と言われているが、188のピースをつなげることで悟りに近づくことはできるだろう。不動の心を養うことができる。


・アクロバティックなコース作り

あとはもう自分好みにコースをアレンジするだけ。先にも述べたように、ジェットコースターをイメージすればOK。

たとえば、イスやテーブルにくくりつけて高低差を付けても面白いだろう。吸盤を使ってガラス等に貼り付けるのもオススメらしい。さすが188ピース、アレンジは自由自在だ。泣きながら組み立てた甲斐がある。

そんなわけで、ひとまず完成した。達成感がハンパではない。まだ走らせる前だが、この後のド派手なカーレースを想像するだけで感動の涙が頬を伝う。あきらめずによく頑張った。



・走らせてみた

それでは、トラックに乾電池(単4電池3本)をセットして……


カバーを付けたら準備完了。



さっそくスイッチを入れて……!



走らせてみた結果……!


泣いた。


・気を取り直してもう1度

大事故である。どうやらコース作りをしている間にレールが少し外れていたようだ。ピースの重なり具合をすべて確認してからレースを再開することに。やはりレールこそが主役、レールを制する者はレールカーを制するのだ


それでは気を取り直して



イケエエエエエエエエエエ!



ギュィィィイイイイン!




ウオオオオオオオオッ!


かっこぇぇえええええ!



・発光

LEDトラックは鮮やかに発光しながらレール上を超高速で駆け抜けていく。かなりの迫力だ。レールに吸い付くように走っているので急な坂道でも転げ落ちることはない。レールに乗ればこっちのもの。最高にクールである。


高低差がなければ余裕。永遠にグルグルと回り続けるだろう。これはこれで面白い。ずっと見ていられる。



というわけで、大人も子供も大興奮の「電動アトラクションレールカー」はとにかくレールが命。1人で組み立てるのは地獄以外の何物でもないが、家族や友人と協力したらきっとみんなが楽しめるだろう。Temuなら安く手に入るので興味があればぜひ!


参考リンク:Temu「カラフルなトラック」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.