大塚駅といえば「池袋の次の駅」というイメージしかなかったが、数年前に駅前広場が整備されたそうで、ロータリーには大塚の “O” をイメージしたモニュメントが設置されていた。上から眺めるとよく分かる。

今回宿泊したのは、大塚駅から徒歩30秒の「カプセルイン大塚」。まさに駅の目の前で、8階の休憩室からはリニューアルされた駅前の様子がよく確認できる。駅近のカプセルホテルはやはり最高だ。詳しく紹介したい。

・カプセル イン 大塚


大塚駅の北口から歩いて約30秒、走ったら10秒かからない場所に「カプセル イン 大塚」はある。大塚駅が初めてでも全く問題ない。北口を出てすぐ目の前の建物だからだ。ただし入り方は少しややこしい。



パチンコ屋の裏口的なところから、エレベーターで4階に上がるとフロントがある。案内看板の通りに進めばOK。



・熱いメッセージ

料金は1泊3900円。予約後に届いた「確認メッセージ」がやたらと熱くて……


古き良き時代、日本が発明し国民に愛された宿泊スタイル、それがカプセル。
それを都心の一等地でこの価格で提供できる……

大塚さん、本当にいいんですか!?

いいんです! お客様の笑顔の為、カプセルイン大塚は価格で答えます!


などと書いてあった。ちなみに池袋駅すぐのカプセルホテル「池袋プラザ」は朝食付きで1泊4000円。赤羽駅から徒歩約3分の「コスモプラザ赤羽」は1泊2980円……てな感じなので、ここだけ劇的に安いわけではない。



・チェックイン後の流れ

チェックイン手続きを終えたら、ロッカーで館内着に着替えて8階の大浴場へ。ロッカーはかなり狭いが、入りきらない荷物や貴重品はフロントに預けることができる。


大浴場 & サウナは平日夜でもけっこう賑わっていた。


宿泊者だけでなく90分・3時間コースで利用している方も多いらしい。ヒノキの香るサウナはもちろん、外階段の外気浴スペースは知る人ぞ知る人気スポットのようだ。

どうでもいいことかもしれないが、カラフルなサウナハットをかぶって全身ツルツルに脱毛した若者2人を眺めながら「今、そういう感じが流行っているですね」とオジサンは感慨に浸るのだった。



・休憩室

大浴場に隣接している休憩スペース。漫画を読むも良し、テレビを見るのも良し、冒頭で紹介したように大塚の夜景も楽しむことができる。


そういえば、休憩室にはゴジラ松井がはしゃいでいるポスターが貼ってあった。調べたところ、アメリカンリーグの優勝決定シリーズ第7戦に撮られた写真らしい。2年ぶりのリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした試合のようだ。いい写真。



・カプセルルーム

カプセルエリアはオールドスタイル。古き良き時代から受け継がれてきた伝統的なカプセルである。清潔感があって快適。


そしてカプセル内にはアラーム・ラジオ・テレビのスイッチが並んでいた。こういうスイッチを使いこなしてこそ「カプセルマスター」と名乗れるのだろう。結局この日も利用せず。耳栓をしてすぐ寝たのだった。

・便利

まとめると「池袋の次の駅の目の前」ってことで、立地は最高。駅前だから飲食店も多く食事選びに困ることもないだろう。女性専用フロアもある(シャワーのみ)ので機会があればぜひ利用してみてほしい。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称カプセルイン大塚
住所:東京都豊島区北大塚2-15-10

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.