突然だけどみんな、世界にひとつだけの腕時計が欲しいか? 僕は欲しいぞ。
カスタムを受け入れる高級腕時計ブランドはあるが、値段が高くなって手を出しづらい。
なら自分で作ればいいやんけ? というわけで、今回は腕時計を安上がりでカスタムしていくよ!
ちなみにこの記事はカスタムのやり方を細かく説明するものではない。カスタムはあくまで自己責任で!
・まずは分解
今回改造に使うのがこのダイソーで売ってる「Mili Watch」。
ミリタリー風アナログ腕時計で、ほぼ全部プラスチックでできている。
このままでも使えるが、このままじゃあ面白味に欠ける。というわけで……
ぶ・ん・か・い。ストラップはスルスルと外れるよ。
裏返して、裏蓋をパカッ
白いのを取ったら……
ムーブメントがコンニチハ
このムーブメント、実は「Seiko Instruments Inc.」が作るムーブメント。
そう、かの有名な「Seiko」が作るムーブメントがこの500円の時計に入ってる。さすが日本だ。
そして次にリューズを外す。
これで時計の「中身」をケースから外せるように
針を外したいんだけど、プラスチックを被せて外すと針は飛んでいかないしダイヤルは傷つかないのでオススメ。
なんかペイント欠けたんだが(下手くそである)
裏返してムーブメントを取ったら分解終了! お疲れ様でした!
・ムーブメントを替える
さて、ココからこの時計を自分のものにしていこう。まずはムーブメント選び。
ムーブメントは元からついてるのを使っても良いが、もうちょっと個性が欲しい。
というわけで、どの家庭にも転がっている「Sunon SP68」をチョイス!
何が面白いのかというと、クオーツ式ながら機械式を模して秒針が一秒に4回動く。機械式腕時計を使ってる気分になれる一品だ
ちなみに中華製、元からついてるムーブメントと比べてアップグレードなのかダウングレードなのか。
こういうムーブメントはだいたい形が統一してあるので、めんどくさいことをやることなくそのままダイヤルに付けられるよ。
はい装着
・針選び
外見の見た目をキメる針、せっかくなのでコレも替えよう。
というわけで、どのご家庭でも転がっている時計の針。うーん、どれにしよう。
コイツとコイツとコイツ、これに決めた!
んで装着ッ゙。普通なら全部12時にして付けるんだけど、僕は秒針だけ6時にして付けてる。
これが僕の「オリジナリティ」だッ゙!
・ケース替えるのも可
もうちょっと違う見た目にしたかったらケースを替えるのもよし。
例えばこんなケースに入れたり。
なんかルミノックスの時計みたいだな、まぁ今回は訳あって使わなかったけど(微調整めんどくさい)。
・カスタムダイヤルも良いぞ
時計の顔とも言われるダイヤル、日本では「文字盤」って言うらしいね。
元からついてる文字盤もミリタリー風でかっこいいけど、実はこれ、カスタムできちゃいます。
が、今回材料不足だったので、文字盤もカスタムしたいよって方はこちらの「100均の時計をオリジナル文字盤におしゃれにアレンジする方法」を参考にしてくれ!
・戻す
改造が終わったらあとは来た道を戻るだけ。ケースに入れてリューズをさして……
裏蓋を付けて、ストラップを通したら完成! 僕だけの時計の出来上がり!
外見は他のやつとほぼ同じだけど、中身が違う。僕だけしかわからないこのオリジナリティ!
・不満
不満を言えば、こういう「Nato」系ストラップしか使えない。なぜかというと、これ(名前しらん)がケースと一体になってて外せない。
だから、たとえばレザーストラップを使いたいとしても付けられない。これだけはどうにかして欲しいぞ、ダイソー。
・まとめ
材料が揃えばもうちょっと改造できたかもしれないけど、あいにく家に転がってあるのはこれだけ。
でもこんな簡単な改造だけで世界にひとつだけの腕時計が作れちゃう、浪漫じゃないか!
ただ改造は誤ると腕時計を壊しかねないので、やってみたい方はちゃんと調べて安い腕時計で練習してみるのも良いかも。
というわけで腕時計の改造でした! 部品に組み合わせで面白いものが作れるから、暇な時にやってみてね!
それじゃ、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24