高田馬場のあたりを歩いていたら、「わんこ餃子」と書かれた張り紙を見つけた。一瞬「わんこ……犬!? 犬の餃子?? え!!!!」と残酷な想像をしてしまったのだが、すぐに「そばの方のわんこね」と理解した。

だけど……そばの方のわんこだとしたら、それはそれでどうなんだって話である。わんこそばの感覚で餃子を楽しむことなどできるのか? わんこそばのスタイルを餃子に取り入れたら、とんでもなくハードな食べ放題になるのではないか? ……と気になったので入店してみた。

わんこ餃子といえば、実は当サイトで過去に御徒町駅の店を紹介している。そちらのお店は正式名称が「わんこ餃子 餃子は主食。」だったのに対して、今回取り上げるお店は「馬場餃子」という。


看板によれば、馬場餃子は2024年2月26日にオープンしたらしい。開店したてホヤホヤだ。


さて、お店に入ってメニューを見るとこんな感じ。


「料理」の欄にあるのは餃子のみで、価格は1皿320円。「2皿からの提供」とあるから、最低でも2皿は食べてねってことだろう。

というわけで、注文するのは当然ながら餃子。あとはビール(小)もオーダーした。その間、メニューの裏側にある「楽しみ方」的なイラストを眺めて過ごす。


なるほど。キャッシュレスのみの対応で、PayPayなどのQR決済は準備中(2023年3月15日時点)なのだな。



餃子がやってきたのは、注文して約5分後だった。それがこちらなのだが……



わんこのサイズ感じゃねぇ


──というのが率直な感想だった。考えてもみてほしい。ミニだから わんこスタイルでおかわりしまくることが可能なのだ。もし わんこそばのそばが普通サイズの盛りそばだったら、大変なことになる。それはもうエンターテイメントじゃなくて ちょっとしたパワハラだ。

つまるところ、「わんこ餃子」を名乗るからには「わんこそば」と同様にミニサイズか、あるいは個数が少ないと思っていた。

だけど実際に出てきた餃子は普通のサイズであり、個数も普通


これが「わんこ」のスピード感で出てきたらとんでもないことになるのではないか? 

……と一瞬ビビったが、餃子が自分の好みに合っていたこともあり、2皿・3皿とおかわりしたことに自分でも驚いた。そして、6皿目に達したとき! 店員さんがこんなものを……!!


_人人人人人人人人_
> ドリンク無料券 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


こちらは次の来店時に使えるもので、ソフトドリンクだけじゃなくアルコールも1杯無料になるとのこと。やったーーーー! 

ちなみに、男性は6皿以上、女性だと4皿以上食べたらドリンク無料券をゲットできるようだ。

これはやり手ですな〜。無料券をもらえたらまた行こうって気持ちになるし、もらえるまで餃子を食べようって気持ちにもなる。



そしてその餃子がまた美味い。薄皮のパリパリ食感で、万人受けしそうな王道の味。あくまで体感だが、ニンニクがバリバリに効きまくっている印象はなかった。おそらく「餃子の王将」の餃子の方がもっとニンニクが強いように思う。


早い話が、「馬場餃子」の餃子はサクサク食べられる系。私は決して大食いではないが、それでも6皿は平らげたから、胃袋に自信がある人なら10皿くらい余裕でいくのではないか。


なお、こちらのお店は わんこそばのようなスピード感で餃子が出てくるわけではない。注文の度に焼いてくれるから、オーダーしてから4分くらいは見ておいたほうがいい。

また、3皿目以降は「おかわりお願いします」と言えば出てくるので、お腹がいっぱいになった段階でストップすればいいだけ。

そういう意味では安心であるが、2皿目は自動で出てくることをお忘れなく。お腹を空かせた状態で店に向かうのがベストだろう。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 馬場餃子
住所 東京都新宿区高田馬場1-17-18
時間 11:00~22:00

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.