元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があればオリジンにも行ける。そして1000円あればオリジンで大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第16回は、大人気のお弁当屋さん「キッチンオリジン」の登場だ。

シリーズ初となる「お弁当屋さん」で、9名の参加者たちは何を購入したのか? 『最高な1000円の使い方 キッチンオリジン編』は以下でご確認いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。

当然ながら1001円になった時点で即失格! とにもかくにも「1000円のポテンシャルを最大限に活かす腕前」が不可欠な企画だ。

さて、オリジン弁当ことキッチンオリジンには、店内調理の弁当やお惣菜がズラリと並んでいる。トッピングなどのオプションも豊富なため、レパートリー豊かな組み立てが期待できそうだ。

また「キッチンオリジンをよく利用している!」という参加者は全体の半分ほどだろうか? “よく行く組” と “さほど行かない組” ではかなりの差が出るかもしれない。

とはいえ、素人でも1000円あればこんなにゴージャスな買い物が出来る! 9名の参加者が大真面目に考えた『最高な1000円の使い方 キッチンオリジン編』を以下でご覧あれ。



・中澤星児「通った漢のオリジン秘密セット」

チキン竜田のり弁当: 税抜399円
ぶり大根: 税抜350円
おにぎり梅: 税抜129円 …… 合計 税込948円

「オリジンで最もコスパが良いのはのり弁である。ただ、だからってここでのり弁を選ぶのは素人。

オリジンの本気は実はおにぎりなのだ。知らなかった人はORIGINを逆さ読みすれば分かるはず。

NIGIRO(握ろう)になるだろ? この隠しメッセージに気づいている猛者はおにぎりを買う。梅がちゃんと酸っぱくてウメエんだ。

ウマイと言えばぶり大根も外せない。染み入る味はまさしく漢も泣く味。のり弁には私(中澤)も貧乏な時に死ぬほどお世話になった。

でも、オリジンで1000円あるならもっと上目指せるっしょ! というわけで残金でチキン竜田のり弁を購入して漢のファイナルアンサー」


かつてのり弁に死ぬほどお世話になったという中澤は、盲点のおにぎりで勝負。NIGIROのくだりはよくわからないが、オリジン通であることは間違いなさそうだ。



・原田たかし「オリジンの三種の神器セット」

タルタルのり弁当: 320円
若鶏のこだわり醤油唐揚げ: 273円
海老とブロッコリーのサラダ: 232円
お~いお茶カテキン緑茶: 162円
レジ袋: 3円 …… 合計 990円

「日頃からオリジンにはお世話になってて、特に唐揚げ弁当をよく食べている。ただ、今回は1000円という枠で選べることで別の組み立て方をした。

名付けて三種の神器セット。説明するまでもなく人気の『タルタルのり弁当』を中心に脇を唐揚げ、海老とブロッコリーのサラダの安定感抜群の惣菜で固めるのだ。

これにより満腹度とともに満足度も最高値へ。しかも、体を気遣うカテキン緑茶までついてくるのだから非の打ち所がないセットとも言えるだろう」


年中ダイエッターの原田は「ブロッコリー」や「カテキン緑茶」など体を気遣うセット。「でも揚げ物食べてちゃ意味がないんじゃ……?」というツッコミは無しにしていただきたい。



・砂子間正貫「初オリジンとは思えないパーフェクトセット」

店内焼上げ! さばの塩焼き鶏五目弁当: 530円
肉じゃがコロッケ: 193円
豚汁: 159円
麦茶: 55円
レジ袋: 3円 …… 合計 906円(消費税66円込み)

「人生初のオリジン弁当ということで、もしかしたら今回は不利かも……と考えていたが間違いだった。見た目もボリュームもMAX過ぎるパーフェクトセットがこれ! メインはさばの塩焼き五目弁当。さばがめっちゃデカい!

さらに豚汁は自分でよそうセルフ式。具材は豚肉・大根・里芋・人参・ごぼう・こんにゃく・油揚げがゴロゴロ。思いっきり具沢山にした。麦茶は55円。安すぎ。

これはもう優勝確定セットと言っていいだろう。投票先は私で確定だと思いますが、他のメンバーも一生懸命選んでいると思いますので温かい目で見ていただければ幸いです」


コロッケ・豚汁・麦茶などで、抜け目なく帳尻を合わせた砂子間。確かにサバは530円と思えないほどデカい! 本人の言うように優勝確定となるだろうか?



・和才雄一郎「牛焼肉が500円台で食べられる奇跡を体験するセット」

牛焼肉弁当: 572円
ほうれん草の胡麻和え: 211円
海老入り茶碗蒸し: 200円
レジ袋: 3円 …… 合計 986円

「あまりに定番すぎて申し訳ないのだが、今回の企画で牛焼肉弁当は外せなかった。だって、500円台で牛焼肉弁当ですよ? しかも、注文したら焼いて提供してくれるのですよ?

言うまでもないことだが、焼肉は出来たてが1番美味い。しかも、オリジンの牛焼肉弁当はタレがご飯に合いまくる。無敵の弁当だ。

あまりにも無敵なので普段はご飯を大盛りにするのだが、今回は1000円も使えるから贅沢に副菜を2品も足してみた。

ほうれん草は牛焼肉に合いまくるし、あっさり風味の茶碗蒸しは締めにピッタリ。最高の組み合わせである


王道の焼肉弁当で勝負した和才のセット。言われてみればこの値段で牛焼肉は破格である。総菜を2種類押さえるなど隙のないセットと言えよう。



・GO羽鳥「オリジンでの “いつもの” セット」

15層のミルカツ弁当: 590円
弁当特盛り: 93円
めんたいトッピング: 70円
具だくさん豚汁: 159円 …… 合計 984円(消費税72円込み)

「前に住んでいた下高井戸時代は、よくオリジンを利用していた。いろんなものを食べてきたが、最終的には「15層ミルカツこそ最強」という結論に。それ以来ずっとミルおじさんだ。

また「めんたいトッピング」は必須。昔は「のりめんたい」だった気もするが……記憶違いかなぁ。あわせて豚汁もマスト。どれだけ具だくさんにするかの勝負がアツい。七味も店内でかける派だ。

なお、弁当を頼むときは、決まって大盛りにしていたが、お金が余ったので今回は特盛りに。あと、めんたいが「別添え」だったのだが、自分でごはんに塗りたくった。昔とは少し違うんだなぁ~」


密かにミルおじさんだったことが判明したGO羽鳥。豚汁と明太子のコンビネーションも強烈で、さらに特盛りのおまけ付き。食いしん坊票を着実に取り込みたいところだ。



・Yoshio「超満腹セット」

ナポリタンスパゲティー: 321.84円
タルタルのり弁当: 320.76円
香港風オイスター焼きそば: 320.76円 …… 合計 963円

「コンビニ弁当もインフレ化している中で、ナポリタンとのり弁、焼きそばの3つあわせて合計963円って激安すぎる。容器込みで3つ合わせて904グラムもあったしな!

気になる味だが、ナポリタンは、たまねぎが結構入っていてシャキシャキ感が非常に良い。香港風オイスター焼きそばは、野菜が大量に入っていて、これまたシャキシャキ感がたまらない。

麺は細麺で野菜との相性もよく激ウマ。タルタルのり弁当は、正直美味いとはいえないものの、この価格帯でこのボリュームなら「ありがとう」と言いたくなるレベル。

というわけで、ぜひこの「超満腹セット」を試してみてくれ!」


まさかのメイン3品を揃えて来たYoshio。バランスの悪さはともかく、オリジンのコスパの良さをいかんなく発揮した組み合わせだ。番狂わせはあるのか?



・御花畑マリコ「シンプルにして究極の幕の内セット」

鮭西京焼の彩幕の内弁当: 820円
具だくさん豚汁: 172円 …… 合計 992円

「みんな素人ですね。弁当界のキングは幕の内弁当と決まってるんです。弁当チェーンの王者、オリジン弁当が出す幕の内なんて究極の弁当ですよ。

幕の内弁当っていうのはね、弁当箱の中の最もミニマルなコース料理なんです。もっと言えば弁当のオールスター戦なの。

主役級の揚げ物と西京焼をサポートするのは煮物や卵焼きといったメンバー。そして、飽きさせない箸休めの漬物……。完璧なバランスですよ。

そして、オリジンといえばの豚汁! これこそ最高の1000円コースだと思いますね」


食への関心が高い御花畑は王道の「幕の内弁当」で勝負に出た。豚汁も合わせて品数は2品だが、これはド直球! ある種のエレガントささえ感じずにはいられない。



・P.K.サンジュン「プラス揚げ物1が最高セット」

チキン南蛮弁当: 580円
めんたい: 70円
具だくさん豚汁: 159円
10品目春巻き: 93円
レジ袋: 3円 …… 合計 905円

「オリジンにはあまり行かないのだが、70円で明太子をトッピングできるなんて最高やん! しかもチキン南蛮弁当が580円って安くないか?

さらにセルフスタイルの豚汁は、家でよそうくらい具だくさんに出来ちゃう!! いいんすか!? こんにゃくメッチャ入れちゃっていいんすか!?

余ったお金で何を選ぼうか……目に付いたのが春巻きだ。本来なら「弁当 + 豚汁」で終わるところに加わる春巻きの心強さと言ったら……。欲張ってもう1本行っちゃえば良かったな~」


品数の多さに目移りしたが「チキン南蛮」はマジで正解だったと確信している。めんたいも豚汁も最高すぎて「またオリジンに来る!」と硬く心に誓った次第だ。いや、マジで豚汁には感動した。



・あひるねこ「魂の唐揚げ一点突破セット」

若鳥のこだわり醤油唐揚げ: 227円
若鳥のこだわり醤油唐揚げ: 198円
若鳥のこだわり醤油唐揚げ: 253円
若鳥のこだわり醤油唐揚げ: 247円 ……合計 999円(消費税74円込み)

「私にとってオリジンとは唐揚げ屋である。むしろ唐揚げ以外買った記憶がない。ならば自分の信じる道を迷わず突き進むのが誠のオリジン道ではないか。

おにぎり? 豚汁? そんなものはただのノイズだ。前菜に唐揚げ、スープに唐揚げ、メインに唐揚げ、そしてデザートに唐揚げ。これぞ魂のオリジンフルコース。世界の中心で唐揚げと叫びたい」


いつも斜に構えているあひるねこが、まさかの唐揚げで正面突破! ここまでゴリ押しされると、オリジンの唐揚げに興味が湧いてくるから不思議なものである。まさかの首位もあるのか?



以上がロケットニュース24編集部がフルパワーでお届けする「最高な1000円の使い方 キッチンオリジン編」である。オリジン弁当で1000円あれば「かなりゴージャスな買い物が出来る」と証明できたのではないだろうか?

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りの買い物に清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:キッチンオリジン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.