小学5年生の頃、転校先の学校で「グーパーの掛け声」が全然違うことに衝撃を受けた。掛け声だけじゃなくてリズムも違う。10年近く「グーパージャス」で育ってきたのに「グーパージーレッピ」って……こいつら正気かよ。
その後もローカル過ぎる「グーパーの掛け声」に戸惑うことはあったが、だんだん自分が「新しい掛け声」を欲していることにも気づいた。レアな掛け声を見つけたい……そこで今回は、編集部のメンバーに “ローカル掛け声” を教えてもらったぞ。
・グーパーの掛け声
調べたところ、やはり地域によってグーパーの掛け声は全然違うらしい。ちなみに冒頭で紹介した「グーパージーレッピ」は埼玉県狭山市の掛け声(1990年代)。
あいこになると「アイレッピ、ピ、ピ、ピ……」と続く。子供ながらに「この掛け声は絶対にここだけだろうな」と思ったものだ。
また神奈川では「グットッパッ」を使っていたし、今住んでいる栃木では「グーとパーのくみっこ、こっこのこ」という掛け声を使っている。「くみっこ」は「(チームを)組む」の意味だろうか。「こっこのこ」がヒヨコみたいで可愛い。
そう考えると「グーパージャス」の「ジャス」とは一体。ジャストなのかジャスコなのかジャスティスなのか……どれもしっくりこないし結局調べても分からなかった。
・各メンバーの掛け声
前置きはこのくらいにして、本日出勤していたメンバーの掛け声を紹介しよう。やはり地域によって掛け声は様々だった。まずは……
羽鳥「グーパージャス!」
東京(羽鳥)以外に千葉(サンジュン)・埼玉(砂子間)もグーパージャスの経験アリ。ジャスの意味は分からぬままだが、やはりグーパージャスは定番なのかもしれない。続いて……
原田・サンジュン「グッとっパーで分かれましょ!」
福岡(原田)、千葉(サンジュン)が同じ掛け声。
しかしサンジュンは「グッとパァァ〜〜で分かれましょ〜」と謎のメロディに乗せて吟じていたので、同じフレーズでもリズムやイントネーションに違いがあるっぽい。千葉では「グッチッパッ!」なんて掛け声もあるらしい。お次は……
和才「グッパデホイ!」
でた! 京都(和才)というか関西方面でよく使われているのが「グッパデホイ!」である。リズム・テンポともに素晴らしく、掛け声としての完成度は高い。そして……
佐藤「グーとパーで組(グミ)しましょ」
島根(佐藤)は凄まじいくらいに昭和感が漂っていた。おそらく「ぐみしましょ」という言葉は、方言ではなく掛け声オンリーのフレーズだろう。渋い。最後に紹介するのは……
御花畑「うーららおーもて🎵」
……まさかグーもパーも使わない掛け声が出てくるとは。長崎(御花畑)では、手のひらの「表」「裏」でチーム分けをするらしい。「うーららおーもてんぷら……」と意味不明な歌詞が続くという。怖い。
もちろん同じ県内でも掛け声に違いはあるだろうが、とりあえず編集部で出た掛け声はこんなところ。飲み会の話題に困った時にでもどうぞ!
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.