オーストラリア出身の代表的なハードロックバンドと言えば、AC/DCを思い浮かべる人は多いのではないだろうか。彼らのアルバム『Back In Black』は5000万枚を売り上げ、記録としては世界3位とされている。
今回ご紹介したいのは、当アルバムと同名の「Back In Black」という曲を、締め太鼓、琴、尺八といった和楽器だけで演奏している動画だ。
動画のタイトルを「Back in Black-AC/DC-Japanese Cover-Shime-Daiko-NHK Blends」というのだが、着物の女性3人が演奏をする姿は非常に凛々しくて最高にCoolだぞ!
・闇を切り裂く力強い掛け声
本動画について、とにかくお伝えしたいのは、バンド演奏とはまたひと味違う凛とした迫力を感じられるということ。そして、AC/DCの楽曲で和の趣を感じられてしまうという混乱状態だ。
演奏としては、琴によるギターリフの完成度の高さ。そして、尺八による完璧なボーカルパートの再現。きわめ付けは、締め太鼓の要所に入る「いよぉ~~~!」という掛け声。最高すぎる。
曲が盛り上がってくるとこの掛け声も連続で繰り出されるのだが、高揚感が半端じゃない。曲のタイトルは「Back In Black」だが、今にも闇を切り裂いてしまうかのような掛け声にAC/DCのヤング兄弟もびっくりだ。
今回の動画によって和楽器の魅力に気付けた気がする。ゴリゴリのバンド音楽、しかも洋楽で和楽器の魅力を再発見するという、音楽間の異文化交流に筆者は感動してしまった。
・他アーティストの演奏動画も多数あり
ちなみに本動画が投稿されているのは「NHK Blends」というYouTubeのチャンネル。NHK Blendsは海外に向け、和楽器の魅力を伝えることが目的のテレビ番組らしい。
この公式チャンネルには他にも、スティービーワンダーやジョンレノン、マイケルジャクソンなどの楽曲を演奏している動画も投稿されているので、気になる方はチェックしてみるのもいいだろう。
▼演奏は0:50~
https://www.youtube.com/watch?v=Gig4MLHQ4ow
▼こちらがAC/DC本家の演奏動画だ