2024年1月28日より餃子の王将が大きく変わった。今年、王将は料理のさらなる品質向上を目指した新たな取り組みを進めていくとのことだが……

なんとその第一弾で主力中の主力である餃子から味を改良したのだ。安定を捨てるというか、まさかの王から動くとは攻めてるな!

・新旧食べ比べ

はたして新旧の餃子で何がどう変わるのか。できるなら同時に食べ比べしてみたかったが、やはり餃子は焼き立てを食べてこそ至高だろう。

ということで、できるだけ同じ条件になるよう味が変わる前日と当日の2日連続、同じ時間帯(開店直後)に同じ店舗で食べることにした。まずは旧餃子の最終日から見ていこう。

この日は土曜日とあって、開店から10分経たずに即満席と改めて王将人気の高さを実感した。そして「餃子定食(935円)」を注文してから待つこと数分──

うむ、いつも通りの王将の餃子である。パリッとした皮、噛めば餡から広がるニンニク、それから生姜と野菜の甘みがジワリといったところか。


どちらかといえば餃子単体としての主張は強くなく、卓上のタレやブラックペッパー、酢、ラー油で自分好みに仕上げていくイメージが強い。しかしこれが王将。

老若男女に合うバランス、さらには米、ビールに合うバランスの良さもあるから人気なのだ。ちなみにこの日、利用した店舗で「餃子の味が変わります」的な記述は見当たらなかった。



・新餃子の味はどうか

大々的に「味が変わる」と宣言されていなかった前日。ひっそりと味が変わるのかもだが、こうも告知ゼロだと本当に変わるのか不安になっていた。ところが味変の当日、お店へ行ってみると……

変わってるぅぅぅ〜!!


もちろん、この日も休みなだけに開店から即満席。前日に引き続き、餃子定食を注文して餃子を味わう。

そして出てきたのがこちら。見た目からは何がどう違うのか分からない。そして一口食べても明確に「コレだ」という違いは瞬間的に分からなかった。



というのも、気持ち生姜感が増したかなとは感じるものの、生姜でガンガン攻めてる餃子に比べるとかなり弱めなのだ。

もっと激しく生姜を入れてきたら気づいただろうが、ぶっちゃけ詳細まで述べろと言われたら困るレベル。ウマいことは間違いないけど。

いちおう、2日連続で皮を剥ぎ取って餡を比べてもみたが……


大きな違いはなかったように思える。生姜がクリアになっているとの告知は違いないけど、そこまで劇的な変化じゃなかったかなぁ……と思いきや!!



食べ進めていくうちに明らかな違いがあって、最後には自分の中で確信へと変わった。それが……


・卓上調味料の有無

新しい餃子は卓上の調味料に左右されなくなっていた点である。食べ進めれば進めるほど、元から餃子自体に味がついているように感じた。個人的にはタレいらず!

旧餃子はどちらかといえばタレをつけることでウマさを感じたのに対し、新しい方はどちらでもいけるニュータイプ。にんにくと生姜をベストバランスにしたとのことだが、そこで生まれたのがそのまま食べても美味しい味だったのかもしれない。

まぁあくまで個人的な感想ではあるものの、世の中にはタレをつけずに味わう餃子も普通に存在する。とりあえず、いつもはタレにつけてしまう人も今回ばかりはちょっと待った。最初の一口だけでも何もつけず食べてみてほしい。

参考リンク:PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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