我が家では毎年、年末年始用に栃木県・小林酒造の日本酒『鳳凰美田(ほうおうびでん)』を買っているのだが、引っ越したら近所に販売店がなくなってしまい、日本酒を何も用意せずに年を越すことになってしまった。

でもなぁ……なんか寂しいなぁ……と思っている時に出会ったのが、イオンリカーの「日本酒福箱」(税込2200円)だ。記事用に買ったワケではないが、もしかすると今年のベストバイ福袋かもしれないと思い、急きょ共有することにした。

・イオンの日本酒福袋

イオンリカーはイオングループのワイン専門店であるが、他にも様々なお酒が販売されている。元日にお店に入ると、店頭にはワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒の福袋が並んでいた。中でも私(あひるねこ)が気になったのが日本酒の福袋だ。

「福箱」という商品で価格は税込2200円。全5種類の720ml瓶の中から、ランダムで2種類が入っているという。さらに、当たりハガキが入っていたらもう1本プレゼントとのことだ。その中身が……こちら!

・イオンリカー「日本酒福箱」(税込2200円)の中身

・雪兎 純米大吟醸
・越後鶴亀 純米大吟醸

※福袋なので中身は異なる可能性があります。



残念ながら当たりハガキは入っていなかった。単純計算で1本当たり税込1100円だが、結論から書いてしまうとこれが大当たり。スーパーで適当なお酒を買おうか迷っていたけど、こっちで正解だった。どちらもお値段以上の味である。


まずは『雪兎』。

こちらは新潟県・加藤酒造の日本酒で、スッキリ飲みやすく、それでいてふんわりと華やかな香りが漂う純米大吟醸だ。めちゃめちゃインパクトが強いってワケじゃないが、何にでも合う食中酒って感じで使い勝手がいい。



続いて『越後鶴亀』。

同じく新潟県・越後鶴亀の純米大吟醸で、こちらは『雪兎』をより華やかに、香り高くしたような味わいである。個人的にはかなり好みの味。1100円以上の価値は間違いなくあると思われる。


ただ、調べてみると上記の銘柄は、各酒蔵の公式サイトには掲載されていないのだ。よって正確な価格は不明。もしかしたらイオンのために作られている独自の商品なのかもしれない。



・来年用に

それでもお正月用のお酒としては十分のクオリティーなので、日本酒が欲しいけど何を買ったらいいかよく分からないという方は、この「福箱」を買っておけば間違いないような気がする。来年用の知識としてぜひ覚えておいていただきたい。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.