例年、1万円と3000円台のものが展開されるディズニーストアのラッキーボックス。私(中澤)は、買い続けて5年目になるが、いつもどちらを買うか迷ってしまう。だから、今年は両方買ってみた。
それぞれの中身と私の感想については以前の記事でお伝えした通り。個人的には1万円の方が良くて、満足度も割と高めだった。今年良いんじゃない? そこでディズニーマニアに意見を求めてみたところ、予想外の反応が返ってきたためお伝えしよう。
・田代大一朗
そのディズニーマニアとは、ロケットニュース24の田代大一朗さん。3度の飯よりディズニーが好きな田代さんは、ディズニーランドに通うために浦安に住んでいた強者である。田代さん田代さん! 今年のラッキーボックスは2つとも買ってみたんですが、どうですかね?
田代大一朗「今年もパワーアップしてますね! 特にダンボールの進化が素晴らしい!」
──ほうほう、ダンボールですか。
田代大一朗「ディズニーストアのラッキーボックスは毎年、ダンボールもオリジナルデザインですが、今年はデザインがよりこだわってますね!
昨年のダンボールデザインを見て『これが完成形かな』と思っていたのですが、それを超えてくるクオリティー!! 随所に散りばめられたお正月模様に、干支モチーフのキャラクター。そして極めつきは、多幸感あふれる和服姿のミッキー&フレンズ。このダンボール1面1面を額縁に入れて、壁に飾りたいくらいです!」
・手厳しいマニア
ここまでダンボールでテンションが上がる人も少ないのではないだろうか。個人的には内容も良かったと思うのだが、マニアはその辺りどう考えているのだろうか。1万円の方は普段使いできるものが入ってて、去年より内容も断然良かったような気がします。
田代大一朗「確かに! 内容も日常で使いやすいものが増えている点はグレート! 福袋のデザインと中身を見て、年々進化しているのは感じます。ただ……」
──ただ?
田代大一朗「ロケットニュース24で記事にしているマクドナルドや無印良品の超人気福袋を見ていると、もっとやれるはずとも思います」
・手厳しい理由
思ったより手厳しいことを言うマニア。個人的には全然良いような気がしただけにその真意が気になるところ。マニアなら褒めてもいいところなのではないか?
田代大一朗「違うんです! ディズニーが本気を出せば、ディズニー福袋もあれくらい人気になれるはずなんです! ディズニーの本気は、こんなものじゃないはず!! まだ……もっと飛べるはずだァァァアアア!」
──ディズニーへの熱意がもはや松岡修造ですね。
田代大一朗「時間はかかるかもしれませんが、このままパワーアップを続け、いつか『今年の福袋、早く発売されないかな♪』とみんなをワクワクドキドキさせてくれるものになってくれるよう、福袋変遷をこれからも見守っていきたいと思います!」
──愛ゆえにというわけですね。
田代大一朗「それにしても辰着ぐるみのミッキー、メチャメチャ可愛いなあ♪ このミッキーが家にいてくれるだけで、幸運と笑顔がたくさん舞い降りてきそう! やっぱりミッキーは偉大ですね!!」
・曇りなき眼
マニアと話していると、今年のディズニーストア福袋1万円が良いように感じた私はまだまだ甘いと思った。ディズニーストア福袋の中だけで良し悪しを考えていた私に対し、マニアは世界を見ていたのである。
さらには全く諦めていない。厳しい見方はそのためなのだろう。その曇りなき眼(まなこ)にマニアの神髄を見た気がした。どこまでもディズニーを信じている。
今はまだこの大きすぎる期待に応えられていないと言わざるを得ないディズニーストア福袋。いつの日か、応えられるようになるのだろうか? もし、その日が来たならば思い出して欲しい。心で涙を流しながら叱咤激励を続けたマニアがいたことを──。
協力:ディズニーマニア田代大一朗(愛評論家)
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.