雑貨や洋服など、福袋が「店頭商品の詰め合わせ」であったのは過去の話。今や飲食店や観光施設の参戦も当たり前になり、オリジナルグッズを制作したり、デジタル食事券のような “権利” や購入者だけに提供される “体験” まで販売されるようになった。

そんな折、「牛角」から初めての福袋が登場。特設サイトを通じた限定販売で、受け取り方法は配送のみ。店舗での販売は行わないため、今から入手することは困難なのだが、来年以降も続くことを期待してご紹介したい！

・牛角「2024 Lucky Bag」（税込5500円）

元旦、宅配便で届いたその内容は……

・オリジナルトートバッグ
・オリジナルTシャツ　の2点

たとえは悪いが、ちゃんとアパレルブランドやセレクトショップで購入したようなカッチリした包装で、袋越しでも布の張り感がわかる。高級感があってよい！

「オリジナルトートバッグ」はブラックとグレーで、渋く落ち着いたデザイン。

タグにさりげなく英字ロゴが入っているだけで、企業ノベルティっぽいチープさは皆無。

外側にポケットがひとつあるが、これといった外見上の特徴はなく、相当にシンプルなデザインだ……

なんて思っていたら内側が強烈！　耳なし芳一か!!

「YAKINIKU LOVE」のメッセージがうるさいくらいに繰り返されている。どこかロックンロールを感じるのはなぜだろう？

じっと見ていると、世に自分の存在意義を証明したくなるというか、シャウトしたくなるというか……。本当にデザイナーズブランドみたいである意味かっこいい。

続いて「オリジナルTシャツ」。完全無地の黒Tで、これもシンプルの極み。

普段からあえて黒Tだけを集めて愛用する人がいたり、黒T専門店もあるというから、こういうのもあり……

と思っていたら、こっちも裏側が派手だった！　YAKINIKU LOVE!!　焼肉愛を背負っている！

肉好きをアピールしたいあんなシーンやこんなシーン……？　にぴったりの装いとなっている。

実は牛角の福袋はこれだけではない。「デジタル食事券5000円分」が付いており、1月1日にメールにて送信される！

……はずだったのだが、1月2日の午後2時現在、筆者のところには未着。Xを見ると同様のケースが複数あり、公式に問い合わせたもののレスポンスがないという書き込みも。

まさかこのままということはないだろうから数日以内には届くかと思うが、予定を立てていた人は困るかもしれない。「遅れます」のアナウンスもないため、少々不安ではある。

また、上記アイテムも1月1日～3日の指定配送になっていたため、正月のバタバタの中で宅配便の受け取りがしにくいというのも課題であった。これらは今後福袋企画が続けば、改善がなされるのではないかと思う。

余談だが、同グループの「しゃぶしゃぶ温野菜」でも “姉妹品” とも呼べる初めての福袋が販売された。

Tシャツ、トートバッグ、食事券5000円分がセットになっているのは同様なのだが、そちらは温野菜らしくナチュラルでやわらかいデザインになっている。別記事でご紹介するのでぜひ比較してみて欲しい。

あとは食事券が無事に届けば新年の焼肉始めは完璧だ。

参考リンク：PR TIMES
執筆：冨樫さや
Photo：PR TIMES、RocketNews24.