視力が弱い人にとって、メガネはなくてはならない相棒だ。冗談抜きでメガネなしでは生活できないという人もいるだろう。筆者もそのうちの一人で、毎日のようにお世話になっている。
そんな頼れるメガネだが、マスクをつけた瞬間に一気に鬱陶しく感じるようになってしまう。呼吸をするたびにマスクの隙間から漏れた息がレンズをくもらせ、視界をほとんど奪うからだ。
マスクを着用している間、呼吸を止めるわけにもいかないし。メガネってそういうものだよね、と諦めていたのだが……あるアイテムを発見して、その概念は一変した。
・拭くだけでOK
商品名は「王様のくもり止め」。価格は税込1430円で、筆者はLoftで発見した。
なんとこのメガネ拭きにはくもり止めの薬剤が染みこんでおり、メガネを拭くだけでレンズがくもらなくなるのだという。
もちろん、メガネのくもり止めがあることは知っている。だけど、そういうのって液体とかクリームみたいなタイプが一般的じゃなかったっけ? 本当に拭くだけでくもり止め処理ができるの……?
さっそく試してみることにした。まずはレンズを水で洗い……
袋から王様のくもり止めを取り出す。普通のメガネ拭きより少し硬い触り心地だ。薬剤が染みこんでいるとはいえ、湿った感じは一切ない。
レンズに息を吐いてくもらせ、両面をムラなく10回以上拭いたら完了!
レンズの汚れが落ちてぴっかぴかになったほかは、メガネには特に変化は見られない。
ほんとにちゃんと処理できてる? 半信半疑のままマスクをして確認してみると……
くもらない……!
何回深呼吸をしても全く白くならないレンズ。確実にくもるようあえてマスクに隙間を作ったにも関わらず、このクリアさをキープできるのはすごい。コンタクトを付けている時と同じくらいの快適さだ。
もしかしたらたまたま息がメガネに当たっていないのかも、と思って別のメガネをかけてみたら爆速で曇ってしまった。そうそう、普通はこうなるんだよ! これは確実にくもり止めの効果が出ていると考えていいだろう。
マスクから出る息程度ではびくともしないのは分かったけど、メガネがくもるシーンは他にもある。例えば調理中、何かを茹でてる時とか。ということで、鍋にお湯を沸かしてその上にメガネをかざしてみた。
さすがにこれはくもった。やはり火力が違いすぎた。
しかし、湯気から離れるとあっという間にくもりが消えていく。いつもならしばらく視界が0になって、その間メガネが使えずやきもきするのに……
このストレスがないのはなんだか変な感じだ。くもりのことを気にしなくていいの、あまりにも快適~~~!!
・柄もいろいろ!
ということで王様のくもり止めは、メガネの汚れも取れる上にくもり止め効果もバッチリ発揮してくれる便利すぎるアイテムだった。ちなみに約300回使えて効果は12時間持続するらしい。
筆者は今回パンダ柄を選んだけれど、他にもシンプルなチェックや猫が描かれたものなど様々な柄を選ぶことができた。発売元の「スリーカラット」さんのオンラインストアでも販売されているので、気になる方は是非覗いてみてはいかがだろうか。
コロナやインフルエンザでまだまだマスクを手放せない今日この頃。メガネだけでなく、このメガネ拭きも手放せない相棒になりそうだ。