2020年の発売以来、爆発的なヒットを飛ばしている豆腐バー。

高タンパク、低脂質、低糖質と体に嬉しい要素を詰め込んだ夢のような食べ物なのだが、ここまで人気になった要因は豆腐バーの多岐に渡るフレーバーの数と、その美味しさにあるだろう。

先日スーパーへ出掛けた際、今まで見たことのない新ジャンルの豆腐バーを発見。それが「焼きいも味(178円)」なのであるが、さまざまな食べ方を試した結果、凍らせたら激ウマなことが判明したので情報共有しておきたい。

・焼きいも味

今までの豆腐バーと言えば「和風だし」「柚子胡椒風味」「ひじき」などおおよそ味の予想がつくものばかりだ。しかし、今回発見したのはまさかの「焼きいも味」。


2023年9月よりアサヒコから販売されているとのことだが、焼きいも味になることにより栄養はどう変わるのだろう? 裏の栄養成分表を見てみると……


エネルギー 201kcal
脂質 12.2g


一般的な豆腐バーよりカロリーと脂質は高い気がする。正直、あまり良い印象はないが……大事なのは味である。さっそく食べてみたい。


・実食

パッケージから出した感じは一般的な豆腐バーと同じ。匂いは豆腐の奥に、ほんのりと焼きいもを感じることができる程度。

一口食べてみたところ意外にも悪くない。

焼きいもの味はほんのり感じる程度だが、豆腐の風味と甘い味付けが意外にもバチッと調和している。例えるなら甘めの「がんもどき」のような印象だ。

先ほど、カロリーと脂質は一般的な豆腐バーよりも高いと書いてしまったが、この甘さと満足感を得られると考えた場合、一般的な食品よりも圧倒的に少なく感じる。むしろ優秀だろう。


・さらに美味しい食べ方を発見!

そのままでも十分美味しかったのだが、「焼きいも?」と聞かれると微妙なところ……ということで、ここから本題をお伝えしたい。さらに美味しい食べ方が見つかったのだ。

まずは豆腐バーのアレンジ方法として有名なフライパンで炙る方法を用いて、通常の焼きいもと同様に「熱」を加えてみることにした。

イイ感じに焦げ目がつくまで炙って食べてみたところ、食感が柔らかくなり甘さも強調されて凄く美味しくなった。おかずとして食卓に出されたら普通に嬉しいレベルだ! しかし、豆腐感がより強調されてしまい焼きいもの部分が完全に消え去ってしまった。

熱を加えてダメならば……逆に凍らしてみることにした。近年、流行している冷凍焼きいもの要領だ。

一晩冷凍庫に入れてカチコチにした状態で食べてみたら……



こ……


これは!!!!!!

結果これが大正解。冷凍されたことにより、豆腐の風味が完全に消え去り焼きいもの味が全面に押し出されている。さらに食感がシャーベット状になっているので完全に別の食べ物に変わった印象だ。

焼きいもを使った新しいスイーツと言われても違和感のない仕上がり。凍らせて食べる方法、激ウマなのでかなりオススメである!


・甘いモノが欲しい時に重宝

食べてみるまでは懐疑的だったが、甘い味付けの豆腐バーはアリと感じた。特にダイエット中で甘いモノが欲しい場合は、罪悪感なく甘味を摂取できるので本品が重宝するだろう。

この甘い味付けは豆腐バーの新たな可能性なのではないだろうか。罪悪感なく甘いモノが摂取できるのは本当に素晴らしい。今後も甘い豆腐バーの登場に期待したい。

ちなみに都内のスーパーやコンビニを数店回ってみたが、焼きいも味は置いていなかったから少しレアかも。個人的にはイオン系列でよく見かけるので参考までに。

参考:アサヒコ(豆腐バー 焼きいも)
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24.