わりと頻繁に泥酔するタイプである。お酒を飲まない方には分からないかもしれないが、泥酔したくて泥酔しているわけでは決してない。 “泥酔と正常の中間” くらいを目指した結果、うっかり泥酔状態に突入してしまうのであって、加減が非常にムズいのだ。

「でも、楽しいんでしょ」と思われがちだが、そもそも記憶がないので楽しいとかはない。おまけに周囲に迷惑をかけた自覚はあるため、3日間くらいひどく落ち込むことになる。二日酔いもヤバい。全然楽しくないのだ、泥酔ってヤツは 。

ところで今回、渋谷の街に突如「泥酔するなら泥睡しない?」という掲示物が出現したのだそう。ケンカを売られているのだろうか?

・行ってみる

ケンカを売られているのかどうか、渋谷へ確かめに行くことにした。

この段階で趣旨がよく分からないため、念のため泥酔しておくことにする。と言っても、先ほど申し上げたとおりガチで泥酔すると翌日以降が大変。ここは “泥酔手前の寸止め状態” をキープしたまま渋谷へ向かおう。細心の注意を払えばこういう芸当もできるんだ。


わ〜! 本当に「泥酔するなら泥睡しない?」である。むしろそれ以外の情報は皆無と言ってもいい。


なお今は昼間だが、ここは夜になると酔っ払いが多数徘徊するエリア。泥酔してふと頭上を見上げたとき、そこに巨大な「泥酔するなら泥睡しない?」の文字があったなら、あなたはどう思うか? やはりケンカを売られていると考えるのが妥当だろう。


・いい睡眠をサポート

しかし掲示物をよ〜く見ると……小さく「BARTH」という文字が読み取れた。

実はこれ、アース製薬が展開する『BARTH(バース)』の広告。バスタイムからスリープタイムまで、ワンランク上のナイトルーティンを提案するナイトウェルネスブランドだ。

BARTHから発売されているのは入浴剤、洗顔料、保湿クリーム、フェイスマスクにリップクリームなど。要するに “良質な睡眠を応援するためのアイテムを一挙に取り扱うブランド” ってことになる。BARTHは現在「泥睡しよう」キャンペーンを実施中……なるほど。ようやく話が見えてきた。

つまり「泥酔するなら泥睡しない?」は、単に「でいすい」という語呂を合わせたBARTHなりのシャレ。酔っ払いにケンカを売っているわけではなく、純粋に「帰って寝るほうが楽しいよ!」と訴えているのだった。

ちょっと分かりにくかったとはいえ……ご親切にありがとう。泥酔だけして帰るのも申し訳ないので渋谷のゴミでも拾って帰ろう。

※広告掲出箇所の施設・ビルへの直接のお問い合わせはご遠慮ください。


・泥睡したい!

「泥睡しよう」キャンペーン第1弾(現在は終了)では、新宿駅構内で『薬用BARTH中性重炭酸入浴剤(3錠/1回分)』がバラ撒かれたらしい。 “BARTHの担当者が寝顔を尊いと考える理由” を124個も記載し、街ゆく人に “泥睡した寝顔の画像” の提供を呼びかけたのだそうな。狂っておる。

ただ結果的に、3500以上もの応募があったそうなので、熱い想いは伝わったということだろう。


そしてキャンペーン第2弾は満を持して、応募の中より選ばれし124の寝顔で作られた広告が登場である。場所は新宿メトロスーパープレミアムセット(東京メトロ丸ノ内線新宿駅西改札付近)。期間は11月26日までなので、新宿にお立ち寄りの際は癒されに行ってみてほしい。

※駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。

ちなみにBARTHの人いわく「寝る90分前の入浴で深部体温を上げておくことが、質の良い眠りを得るための秘訣」らしいぞ。泥酔もいいけど、やっぱ泥睡のほうがいいよね〜! 今後は不用意な泥酔を控え、良質な睡眠の確保に全力を尽くすと誓う所存である。それでは皆さん、よい夢を。

参考リンク:泥睡しよう 寝顔写真募集キャンペーン
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼読んでみていかがでしたか? ご感想をお待ちしています