元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があれば吉野家にも行ける。そして1000円あれば吉野家で大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第12回は、牛丼の「吉野家」が登場だ。
牛丼チェーン店を舞台にした戦いは初の試みだが、果たして参加者たちはどんなオーダーを見せたのか? 1000円に渾身のエネルギーを込めた『最高な1000円の使い方 吉野家編」を以下でご確認いただきたい。
・1000円を使い倒せ
まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! 何より「1000円のポテンシャルを最大限に引き出す能力」が問われる企画だ。
今回の決戦の場は、吉野家。単純に考えて吉野家で1000円あれば相当ゴージャスなオーダーが出来そうな一方で、バリエーション的にはやや不安が残る。実施前は「被りもそれなりに多そう」と予測していた。
そんな中、参加者たちは王道を貫くのか? それともあえて外していくのか? 熟考に熟考を重ねた参加者たちの会心のオーダーは以下の通りである!
・Yoshio「毎日でも食べたい最強セット」
牛すき丼 並盛: 568円(※11/13までのキャンペーンで10%オフ価格)
玉子: 95円
から揚げみそ汁セット(じしみ汁に変更): 311円 …… 合計 974円
「牛すき丼が大好きだ。だって、すき焼きっぽいんだもん。そこに玉子をかければ……ほら? もう最高でしょ?
そして吉野家のから揚げだけは絶対外せない。以前ロケットニュースで、4つのチェーン店の「から揚げ比較」をやったんだけど、吉野家が一番だったんだよ! いや、ほんと美味しい。
サクッと香ばしくて、肉はジューシー。マジで、サクッって音がするんだよ。しじみの味噌汁も出汁が効いて美味しいし、1000円以内ならこのセットしかないと断言」
テイクアウト価格 & キャンペーン価格までを駆使したYoshioのオーダー。牛すき丼とから揚げの組み合わせは文句なしで強烈だ。なお本人は「写真に凝りすぎてリリース素材みたいになっちゃった」と話していた。
・佐藤英典「肉だくねぎだくだく牛丼セット」
肉だく牛丼 並盛: 652円
トッピングねぎだく(138円) × 2: 276円 …… 合計 928円
「吉野家といえば牛丼である。その伝統的な食べ方の1つに「ねぎだく」がある。以前築地にあった1号店では、ねぎだく牛丼は定番の食べ方のひとつで、現在は店舗限定でメニュー化しており、さらにトッピングで追いねぎだくも可能になっている。
それをいかしたのが、この組み合わせだ。牛だくにねぎだく×2で「だくだくだく」の牛丼に仕上げた。みそ汁もサラダもいらん! サイドメニューもいらん! 吉野家をアレンジするとは、こういうことだ」
パイセンこと佐藤英典は、牛丼を軸にこれまた王道のねぎで勝負。本人が「みそ汁もサラダもいらん! サイドメニューもいらん!」と語るように、ド直球のオーダーと言えよう。漢気が読者に評価されるのか、注目だ。
・GO羽鳥「迷ったら……両方だ!セット」
から揚げ定食: 688円
ご飯大盛り: 0円
和風ドレッシング: 0円
牛小鉢: 195円
玉子: 96円 …… 合計 979円
「当初は牛丼で行こうと思っていたが、行く直前に「から揚げがウマイ」との情報を得て急きょ献立を組み立て直した。そしたらから揚げ最高オォォォォッ!! いつの間にかに吉野家はから揚げ屋さんになっていた……ってくらいにから揚げがウマかった。
でも牛丼も食べたいので小鉢で。定食のごはん(白米)で足りるかな……と思いながらタブレットを操作していたら、なんと「ご飯大盛り 0円」の選択肢が! おかげさまでから揚げ丼も、牛丼(玉子入り)も楽しめた! 最高か吉野家!!!!」
から揚げメインの組み立てを見せたGO羽鳥。「ご飯大盛り 0円」「和風ドレッシング 0円」などのさり気ないアピールはさておき、確かに吉野家のから揚げは最高だ。なお、以前当サイトで公開した「からあげ vs とんかつ」は、から揚げのウマさに感動したGO羽鳥から始まった企画である。
・砂子間正貫「吉野家究極の超豪華朝食セット!」
特朝定食: 630円
肉だく(牛小鉢): 195円
とん汁に変更: 132円 …… 合計 957円
「予算が1000円なら、焼き魚・納豆・玉子がついた栄養バランス良好の「特朝定食」の超豪華バージョンが食べられるぞ! 肉だく(牛小鉢)を追加 & とん汁に変更で完璧!
おそらく他のメンバーは、昼以降にお店に行って意味不明なトッピングで1000円ギリギリを目指すでしょう。1000円をフル活用できるのは朝なんですよ。優勝ありがとうございます」
参加者の中では唯一、朝のメニューで勝負に出たのが砂子間だ。確かに朝定食は品数も豊富で見栄えもいい。今回も他のメンバーを軽くディスっているが、朝派以外の票を取り込むことは出来るのだろうか?
・あひるねこ「牛丼チェーン最強のせんべろセット」
牛丼つゆだく 並盛: 468円
お新香: 140円
冷酒: 376円 …… 合計 984円
「吉野家の冷酒はなかなかウマい。酒飲みの間ではそれなりに知られた話だろう。新潟県長岡市の酒蔵『柏露(はくろ)酒造』が牛皿に合うよう作った吉野家オリジナルの本醸造で、過去には久住昌之原作の漫画『野武士のグルメ』に登場したこともある。
こいつを牛丼のアタマ、お新香、紅生姜を使ってチビチビやりつつ、最後は残ったご飯でフィニッシュ。つゆだくにしたのはシメの一杯にすることを想定したからだ。これで984円は完璧かつ鉄壁! 牛丼チェーンでこれ以上のせんべろはないと断言しよう」
Mr.酒ことあひるねこは、吉野家でも酒を主にしたオーダーで勝負をかけた。ビールではなく冷酒をチョイスするあたり、やはり酒には相当精通しているようだ。安定の酒票で今回も上位に食い込めるか?
・和才雄一郎「体を温めながら “吉野家の原点” を堪能するセット」
牛丼あたまの大盛: 589円
お新香・味噌汁セット: 195円
豚汁変更: 132円
海苔: 74円 …… 合計 990円
「最近の吉野家は色々な丼を出しているが、原点と言えるのはやはり牛丼。これをベースに何かを加えるとなると、汁物は絶対に欠かせない。とくに今の時期は。普通の味噌汁でもいいけど、1000円も使えるのだから豪快に豚汁変更といこう。
あと、主役である牛丼は具が多め仕様の「あたまの大盛」で贅沢感をプラス。ここに生卵……といきたいところだが、卵をかけると丼の中全体が牛丼フレーバーの玉子かけご飯になりかねないので、かわりに海苔をチョイス。
とどめにお新香を加えれば、脇役も主役も見事に揃う。完璧なキャスティングだ」
和才は吉野家の魂、牛丼を中心にした組み合わせ。その牛丼を筆頭に、豚汁・お新香・海苔……と揃えば「完璧なキャスティング」というコメントも納得だ。佐藤と並ぶ正統派オーダーで、吉野家ファンの心を掴みたい。
・P.K.サンジュン「吉野家の三冠王セット」
肉だく牛黒カレー: 699円
から揚げ ×2個: 280円 …… 合計 979円
「吉野家で牛丼がウマいのはあたり前。最近では から揚げがウマいのも有名だ。……が、名物の “黒カレー” だってウマいんだぜ? 1000円ならそれら全てを堪能できる “三冠王セット” 以上の組み合わせは考えられない。
アピールしたいのは、最後まで絶えない “肉感” だ。牛だくだから肉はたっぷりだし、から揚げ2個はサポートではなく主役と申し上げてもいいだろう。三冠王セット、それは別名 “肉まみれセット” なのである」
他店舗にも類似メニューはあるが、牛丼屋の “あいがけカレー” は発明品ではなかろうか? そこにから揚げが加われば、最強の黄金トライアングルが完成! カレー派のみならず、牛丼派もから揚げ派の人も投票お待ちしております。
・中澤星児「漢の牛々すき鍋膳セット」
牛すき鍋膳: 787円
肉だく牛小鉢: 195円 …… 合計 982円
「おいおいおーい! 全員エアプかよ!! 日本酒呑んでる場合じゃねえよ! 唐揚げがウマイとか外国人でも知ってるし、朝定とか一番ダメ。ビジネス吉野家好きも大概にして。
この時期の吉野家は牛すき鍋膳なんよ。肉だけじゃなく野菜もいっぱいで最高なんよ。さらに、こいつをご飯お替り無料実施店舗で注文するんよ。満足するまでお替りして最後に牛の旨みを吸った卵をご飯にぶっかけたら、もうこれだけで優勝なんよ。
正直、牛すき鍋膳だけで十分なんだけど、仕方ないから肉だく牛小鉢も注文してやんよ。お替わりご飯を牛丼にして食べるのもまた漢なり」
吉野家の冬の大定番「牛すき鍋膳」をチョイスした中澤のオーダー。確かに吉野家の牛すき鍋膳はウマい! 季節感も良き!! 結果的に鍋を選んだのは中澤だけになったが、牛すき鍋膳の美味しさをどれだけの人が知っているのか、注目したい。
先述の通り、バリエーションが不安視された吉野家編であったが、それなりにバリエーション豊かなオーダーになったのではなかろうか? また吉野家で1000円あれば、相当ゴージャスな食事が出来ることも証明できたハズだ。
というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りのオーダーに清き1票をよろしくお願い致します!!
参考リンク:吉野家
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.