JR赤羽駅といえば、京浜東北線・埼京線・湘南新宿ライン・東北本線(宇都宮線)・高崎線が乗り入れるターミナル駅。池袋駅へ約9分、新宿駅へ約15分、東京駅へ約17分などといった感じで、都心へのアクセスが抜群である。
駅周辺には居酒屋が密集していて、最近は “せんべろの街” と呼ばれているらしい。そんな赤羽駅東口から歩いて3分ほどの場所にある「カプセルホテル & サウナ コスモプラザ赤羽」に宿泊することに。訳ありプランで1泊2980円……めっちゃ安いけど大丈夫なのだろうか。
・赤羽の激安カプセルホテル
赤羽駅東口を出てスグ「1番街商店街」を抜けた先にあるコスモプラザ赤羽。最近はスタイリッシュで快適な進化系カプセルホテルが続々とオープンしているが、コスモプラザ赤羽の外観は昔ながらのザ・カプセルホテル(男性専用)だ。
昭和サラリーマンが好みそうな、赤羽のイメージにピッタリの雰囲気。看板によると、サウナと休憩所を利用する3時間・10時間コースもあるらしい。終電を逃しても空きがあれば飛び込みOKなので、飲み屋街からスグという立地的に利用者は多いかもしれない。
ちなみに宿泊の場合は15時からチェックイン可能。この日は仕事を終えて21時過ぎに到着。階段をおりた地下1階に入口がある。フロントでチェックイン手続きをしてロッカーに荷物を預け、そのまま裸になって大浴場に行くという流れのようだ。
・大浴場へ
昭和スナックで流れているような、やや物悲しいBGMを聴きながら服を脱ぐ。大浴場も昭和の銭湯そのまま。洗い場は8カ所で、サウナは「高温サウナ」と「遠赤外線サウナ」の2種類。15度設定の水風呂はサイズの割に深さがあって良い。しっかりと疲れが取れる。
・無料アメニティ充実
そういえばフロントで館内着と大小タオルを受け取ったが、さらに浴場にもタオル・綿棒・髭剃り・歯ブラシ・歯間ブラシ・化粧品(トニック、リキッド等)が用意されている。歯間ブラシは珍しい。無料アメニティが充実しているので「手ぶら利用」もOKってこと。
・良い流れ
風呂から上がったら館内着に着替え、エレベーターで5階のカプセルルームへ。「あとは寝るだけ」という流れがスムーズで良い。
ついでに3階の休憩・仮眠ルームをのぞいてみたところ、テレビ付リクライニングチェアがズラリ。んで、コミック読み放題。洗濯機・乾燥機も2台ずつ設置されていた。終電を逃して3時間・10時間コースを利用するならフル活用したいところ。
・訳ありプランの正体
そしていよいよ5階へ。訳ありプランで案内されたのは「532」のカプセルルーム。案内図によると非常口のすぐ隣のようだ。
近づいてみると……
…………
至って普通のカプセルルームだった。
実を言うと、訳ありプランの正体は「カプセルの上段限定」「テレビ無し」「現金払いのみ(事前カード決済はOK)」ってだけ。早いもの勝ち1日10室限定の超お得な素泊まりプランなのだ。「早いもの勝ち」といっても、私が予約をしたのは前日である。
ちなみにベッドは、日本橋西川と共同開発したポケットコイルマットレスを全室完備。弾力のある硬めの寝心地。なんならテレビもあった(見てないけど)し、広くて快適だった。格安なのに大浴場と高級ベッドでしっかり疲れを取ることができるのは嬉しい。
フロントでシャツや下着、靴下等を販売しているから、いざという時にも心強い。靴磨きセットもあったぞ。
駅からスグなので覚えておくと良いだろう。ここはリピート確定、また近いうちに行きます!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:カプセルホテル & サウナ コスモプラザ赤羽
住所:東京都北区赤羽1-39-3
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]