スケジュールに隙さえあれば、休日返上で埼玉奥地の「ロケット荘」こと100万円の古民家に通っている。目的は、たびたび報じている修繕のためだ。朝早くに出発し、埼玉某所で軽バン「クリッパー」に乗り換えて現場へ向かう。
とにかく肉体労働が気持ち良い。ワイルドな屋外で食べるお弁当も劇的にウマイし、作業するたび少しずつカタチになっていくのも実に楽しい。
そもそも私は先祖代々続く瓦屋(屋根瓦の問屋)のせがれなので、早朝からトラックに乗って現場に行き汗水垂らして仕事する親父の背中を見て育った。40も過ぎ、初めて「親父と同じことをしている」ということも嬉しさのひとつだ。
・安全靴が欲しい
前置きが長くなってしまったが、そんな「現場」の解体作業も本格的に進むにつれ、だいぶ足場が悪くなってきた。落としたら絶対に怪我をするだろう重い木材を運んだり、剥き出しの釘が落ちていたりと危ないのだ。
そこで「安全靴」を買おうとAmazonを調べてみたところ……エーーーッ!? いまの安全靴って、こんなにオシャレになっているのォォォ〜ッ!?
・とても安全靴には見えない!
さんざん吟味したうえで、私が購入したのは、あのPUMA(プーマ)が出している「プーマセーフティー ヴェロシティ2.0 ミッドカット」なるスニーカータイプの安全靴。価格は少し割引が適応されての1万1614円だった。
まず、とにかくカッコイイ。
普段使いでもOKなくらいスタイリッシュ。
まるでバッシュ(バスケットシューズ)だ。
なのにつま先はカチカチで、仮にトンカチで叩いても大丈夫なくらい。これなら重い木材が落ちてきても大丈夫だろう。
靴裏もしっかりしているので、瓦礫だらけの古民家を歩くにも安心。ちなみに300度耐熱(60秒)の機能を持ちつつ、屈曲性もあるので歩きやすい。
クッション性も実に見事で、気になる重量も大したことない。朝から晩までまるまる1日履いていたが、作業中、特に足が痛くなることはなかったし、蒸れている体感もない。
ただ、やはり「ウォーキングシューズ」ではないので、埼玉奥地の現場から車と電車を乗り継いで都内の自宅に帰宅した時には、どっと足が疲れていた。そりゃそうだよな〜。
・プーマ以外にもたくさん!
私が選んだのは「ヴェロシティ2.0」だが、他にもプーマからは山ほどスニーカータイプの安全靴がリリースされており、どれもこれもカッコイイので選ぶのに一苦労。
しかも困ったことに、プーマ以外からも安全靴はバリバリ出ており、Amazonで安全靴を検索してみると……たとえば「アシックス」をはじめ、「ニューバランス」に「ミズノ」に「コンバース」。
とどめとばかりに同僚のP.K.サンジュンも大好きな「KEEN(キーン) 」からも出てるときた。めちゃめちゃ参戦しまくりじゃん! 安全靴、こんなことになってたとは……!!
・一方、親父が履いていた靴は……
ちなみに、落としたら足が潰れるほど重い瓦を「天秤(てんびん)」という道具で両肩にぶら下げつつ、幅30センチくらいしかない「木製の長い橋」の上を歩いて屋根瓦を荷下ろししていた親父が好んで履いていた作業靴は、なんと「学校で使う体育館履き(体育館シューズ)」であった。
あの足袋(たび)的な柔軟性と、地面の感触をダイレクトに捉えられる靴底の具合が、足場の悪い現場ではちょうどよかったみたい。また、トラックの運転もしやすかったと思われる。
今後は安全靴だけでなく、足袋や体育館履きにも様々なスポーツメーカーが参入するかも!? ともあれ、引き続きがんばるぞ!
参考リンク:Amazon「[プーマセーフティー] 安全靴 作業靴 ヴェロシティ2.0 ミッドカット JSAA A種認定 先芯合成樹脂 衝撃吸収 疲労軽減ミッドソール採用」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
▼100万円の古民家
▼PUMA安全靴を履いて作業するようす