とうふ麺と言えばダイエットにも使える食品。ただ、私(中澤)はダイエット関係なくとうふ麺が好きだ。調理が不要でつゆをかけるだけで即食べられるし、容器もついてきてとにかく手軽。やる気がない時、あっさりしたものを食べたい時にちょうど良い。
ゆえに、スーパーに行くととうふ麺コーナーは必ず見るのだが、その中に考えたことがなかったアレンジがパッケージに掲載されている商品があった。ちょい足しの食べ方がパッケージになっている商品はたまに見かけるが、これってウマイのだろうか?
・その発想はなかった
その商品とは町田食品の『平打ち風とうふ麺(税込171円)』だ。とうふ麺は豆腐なわけだから、個人的にはつゆをかける以外は鰹節くらいしかかけたことがなかったのだが、平打ちとうふ麺のパッケージでは卵が乗せられている。
パッケージ裏を見るとこのアレンジは「釜玉風とうふ麺」と名付けられている様子。なるほど、うどんに見立てているわけか。その発想はなかった。
・イメージから作る
特に作り方は書かれていないのだが、とうふ麺自体にハマっているため軽い気持ちで試してみることにした。イメージの卵とのバランスを見ると、これはおそらく2パックくらい使っているだろう。ちなみに、平打ちとうふ麺は1パック100g。
つゆは牡蠣醤油を用意してみた。前述の通り、レシピや作り方は書かれていないのだが、釜玉風という名前から察するに、おそらく卵とだし醤油を入れて混ぜるだけだろう。というわけで、水を切ったとうふ麺に卵を乗せて牡蠣醤油をかけてみると……
2倍くらいコク深くなった。
・手軽さと幅広さ
卵の甘みがあるだけで味の深さがここまで変わるのか。しかも、味は爆上がりしているのに、卵を入れただけだから手間はほぼ変わらない。その手軽さは、味だけではなくとうふ麺の良さも残したアレンジであるように感じた。
ところで、釜玉うどんに見立てるなら、もうちょっと薬味とか入ってても良い気がする。そこでミョウガを入れてみたところ、シャキシャキした食感と爽やかさでさらに味が豊かになった。我流のカスタマイズもしやすくて、よく考えられている。
さすが表紙に乗るだけのことはあると思わされた。ウマイだけじゃなく、適当に投げてもストライクが取れそうな幅広さがある。
・結果
ちなみに、パッケージ裏には他にもあと5種類のアレンジ例が書かれていた。「盛りそば風とうふ麺」などアレンジなのか微妙なラインから、「とうふ麺deカルボナーラ」というどう作るのか説明が欲しいものまで。これらを見ていると、やはり釜玉風とうふ麺は選ばれしアレンジであるように感じた。
というわけで、町田食品の「平打ちとうふ麺」においてはジャケ食いは大正義。むしろ、他のとうふ麺で流用するのもアリなレベルだったから、とうふ麺好きは試してみてくれ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.