本日8月25日は即席ラーメン記念日。世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」が日清食品から発売されたのが1958年のこの日なのだという。
現在、世界中に広がるインスタントラーメン。メーカーも多種多様となっているが、家電や家具などで知られるアイリスオーヤマが即席袋ラーメンを作っていることをご存じだろうか? 詳しく言うとアイリスオーヤマグループのアイリスフーズなのだが、その名も「豪麺」。1食73円だ。
・1食約73円
なぜ、私(中澤)がその存在を知ったかと言うと、ある日、Amazonのオススメに出てきたからだ。アイリスオーヤマということにも驚いたが、私の購入時点だと30セットで税込み2210円と結構安かった。1食換算すると約73円である。
なんとなく面白そうだったので購入してみた。ちなみに、種類は旨辛、味噌、醤油とあるが、Amazonのアイリスオーヤマのストアでは30セットのまとめ買いしか販売されていない。というわけで、私の元には翌日、味噌ラーメン30セットが届いた。マズかったら死ぬ。
・食べてみた
ここでアイリスオーヤマというのが若干怖くなってきた。インスタント麺はハズレも結構ある。いくら安くても買わなきゃよかったと思うような味のものも結構あるのだ。おまけにアイリスオーヤマというのが未知数すぎる。これ死亡フラグ立ってない?
しかし、食べてみたところ余裕でウマイ。スープは味噌ベースなのだが、辛さにスポットライトが当てられていて飲むと口の中が少しカッカする系の味。それでいて、単調さはなく奥行きがあるため、ついついもうひと口と飲んでしまう。チキンラーメンのスープに味噌を入れたらこんな味になりそうだ。
さらに、麺においても、安価な袋麺の割にぐにゅぐにゅしたゴム感はあまりない。生麺……と言うと言いすぎだが、シコシコしていて73円であることを考えると十分な食感である。
まあ、私は袋麺を人より多く食べているわけでもなんでもないため、ひょっとしたらもっとコスパが良いものもあるかもしれないが、個人的には買って後悔するようなレベルでは全然なかった。味と値段のコスパは普通に良い。
・レンチンで作れる
ところで、作っている時に気になったことがある。この袋麺は鍋で茹でて作るタイプなのだが、なんと電子レンジでも作れてしまうのだ。
前述の通り、私は袋麺愛好家ではないため、このやり方がどこまで広まっているものか分からないのだが、とりあえず、パッケージの作り方に書かれているのは初めて見た。そこで、電子レンジでも作って食べ比べてみることにしたぞ。
・レンチン麺も食べてみる
さらに手軽なレンチン麺。電子レンジ対応の容器に乾麺を入れ、水420mlを入れて500wの電子レンジでチンするだけだ。ちなみに、時間は約6分とのこと。鍋もお湯もいらない。試しにチンしてみると……
麺も解けているし、見た感じ普通っぽい。そこで粉末スープを入れて食べてみたところ……
鍋で作った味と全然変わらなかった。麺が溶けているとか伸びているとか、はたまた芯が残っているとかそういうことも一切ない。シコシコした食感も健在である。洗い物も電子レンジ用容器だけだし、鍋で茹でる系の袋麺でこのお手軽さは助かる。
私が、こういった袋麺をあまり食べてこなかったのは、鍋で茹でないといけないという工程の面倒くささもあったからだ。事実、味で言うと、同価格帯のお湯だけでかえすインスタントラーメンよりはずっとラーメンらしい旨みがあると思った。
気まぐれで買ったアイリスオーヤマの「豪麺」に袋麺の進化を教えられた気分。安価かつウマイ鍋で茹でる系の袋麺のより一層の躍進を期待したい。
参考リンク:Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.