先日の記事で「大阪から鳥取(私の地元)に向かう高速バスは、休憩で必ず兵庫県の加西SAに立ち寄る」と書いた。ちなみに鳥取から大阪へ向かう上りルートの場合は、加西でなく上月(こうづき)PAで休憩するのが決まりだ。

なぜ上りと下りで休憩場所が違うのか? なぜ下りはSAなのに上りはPAなのか? といった問題はいったん無視するとして、上月PAが “けっこう頑張っているPA” なのは間違いない。

中でも『きびだんご』の品揃えは尊敬に値するレベル。この前も休憩で立ち寄ったところ、見たことのないきびだんごが大々的に販売されていた。なお上月PAの所在地は兵庫県で、きびだんごは岡山名物。きびだんご推しなのか?

・好きです、きびだんご

その名は『生きびだんご』。いつもお世話になっている上月PAの熱意にほだされ、ひとつ買ってみることにした。何を隠そう私、当サイト随一のきびだんご好きとして知られている。が、 “生” を見たのは初めてだ。

この生きびだんご、なんと冷凍食品である。高速道路で販売するとなると、冷凍食品が抱えるハンデはデカい。持ち帰り時間が長すぎると溶け切ってしまうし、すぐ食べようにはタイミングが計りづらいからだ。持ち歩きは5時間までが目安とのこと。6個入り1240円。

何度も言うが上月PAのきびだんごの品揃えはハンパない。もしかすると岡山できびだんごを買いそびれた観光客の駆け込み寺なのかもしれない。ちなみに私が一番好きなのは、やっぱり廣榮堂のきびだんご(五味太郎さんのイラストでおなじみ)である。今でも実家へ帰省するたびに必ず買う。



・生きびだんごとは

生きびだんごの生産元は山脇山月堂という岡山市の企業。

桃を模したパッケージが映えてる。

見た目はきびだんごというより、まんじゅうみたいなのだが……

普通のきびだんごと比較すると、まんじゅうみが増す。

……え、マジでまんじゅうなのかな?



・結論として

と思ったら、味はマシュマロであった。周りの白いヤツがマシュマロ風で、中身は角切りの果物が入ったフルーティーなクリーム。これはこれでおいしいが、きびだんごじゃないことだけは確かな気がする。コメントに困ったので、甘いもの好きの中澤記者に1つ食べてもらおう。

中澤「う〜ん……どうせクリームを入れるなら僕、もっとベタベタであってほしい派なんだよね。この果物のみずみずしさ、おそらくカスタードクリームより金がかかってると思う。でも、それなら普通にカスタードクリームを入れて欲しかったかもしれない」


……とのことで、ジャンクなフードを常食している我々にとっては、いささか上品すぎるスイーツなのであった。ちなみにマシュマロかと思われた部分は「ふわっふわ新食感のおもち」、クリームは「しっとりカスタード」で、ゴロゴロ果物は岡山名物の白桃らしい。

これを食べて「きびだんご」と答える人はあまり多くないのでは……? という思いは揺るぎないが、おいしいスイーツであることもまた揺るぎなかった『生きびだんご』。岡山県周辺の駅や高速道路のほか、通販でも購入可能である。人生経験として食べてみるのもアリ。


参考リンク:山脇山月堂ホームページ
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.