2023年10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイトで国内最大級の乗り物の祭典「ジャパンモビリティショー」が行われている。前回(2019年東京モーターショー)は総来場者数が約130万人にも及んだそうだ。今回はコロナ以降、初めての開催とあって、国内はもとより海外からも大勢の来場が見込まれている。

展示される車やバイクなどもさることながら、場内の食事にも力が入っている。「ジャパンミートショー」と題して、場内の各所に飲食店が軒を連ねている。それらの中から、私(佐藤)が注目したお店を紹介したいと思う。

・オススメの3店舗

会場のグルメエリアは3カ所設けられており、総出店数は過去最大の45店舗となっている。飲食店をプロデュースするのは、東京モーターショー時代(2015・2017・2019年)から担当している、フォーリンデブはっしーさんだ。4年ぶりの開催とあって、プロデュースにも気合いが入っている。


一般公開に先立って設けられたプレスデーで会場を訪問した私は、車を見るのもそこそこに西展示場の屋上にやってきた。ここはグルメのメイン会場で、肉の名店が14店舗、それにフルーツジュース専門店が出店している。


最初に紹介したいのは、フルーツジュースとゼリーを販売している「日本果実」。ここの社長の大山さんは、フルーツサンドブームを巻き起こした「ダイワスーパー」の出身で、販売しているゼリーの果物にも強いこだわりを持っている。


フルーツを使った商品を買うべきところだけど、私はあえて「アイスコーヒー」(税込700円)を購入した。というのも、コーヒーにもこだわり抜いていたからだ。全国でも、ここを含めてもう1か所でしか飲むことのできない希少な豆を使用しているとのこと。

実際に飲んでみると、今まで味わってきたコーヒーとは比べ物にならないほどフルーティ! お茶を思わせるような余韻もある。店の貼り紙に「コーヒーはフルーツだ!」と書かれている。その言葉を感じさせる、果実味の強いアイスコーヒーだった。



お次は、横浜中華街で5店舗を構える中華の名店「王府井(ワンフーチン)」。看板商品の「正宗生煎包(マサムネサンチェンパオ)」は、1日5万個売れる日もあるのだとか。その味をこの会場で楽しむことができる。


「焼き小籠包」は4個で税込700円。食べるときは、スープが飛び散る可能性大! なので、ティッシュやハンカチをご用意ください。


カリっと焼き上がった皮の中には、スープがたっぷり! 油断してスマホなんかイジりながら食べると、そこら中にスープが噴射する危険性があるので、集中して食べるように。実際私は、ブシャッ! とやらかした……。とにかく餡とスープは悶えるウマさだ。


最後に、イベント初出店の「焼肉ホルモン新井屋」だ。ここは都内に5店舗を展開する人気焼肉店で、質の高い肉を提供することでよく知られている。


その自慢の肉を使った「和牛焼肉チャーハン」(税込1000円)を販売している。


購入してみると、これはイベント会場で食べる味ではない。会場歩きで消耗したエネルギーを補給するには、贅沢がすぎる美味しさだ。肉イベントを飾るにふさわしい、和牛の旨味が生きた一品。必食! と言わせて頂こう。


ということで、ジャパンモビリティショーは乗り物を見るだけでなく、美味しい料理を楽しむ催しでもある。

なお、南展示場1ホールの「ファミリーグルメ」のエリアには、自動車メーカーオリジナルカレーの食べ比べもあるそうだ。プレスデーでは利用できなかったので、来場予定の人はそちらもチェックすべし!


・イベント概要

名称 ジャパンモビリティショー2023
場所 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3丁目11-1)
会期 2023年10月26日~11月5日(一般公開は28日から)
時間 一般公開日9:00~19:00 ※日曜は9:00~18:00
入場料 一般当日3000円 前売り2700円

参考リンク:ジャパンモビリティショー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24