ついに日本全国に100種類以上ある “ご当地ラーメン” の頂点が決まる! 日本最大級のラーメンイベント「東京ラーメンショー」と「大つけ麺博」がコラボした『日本ご当地ラーメン総選挙』が2023年10月5日に初開催されたのだ。うおおおーマジで熱すぎる!

そんなわけで今回は、『日本ご当地ラーメン総選挙』の概要を紹介しつつ、開催初日の現場の様子を報告したい。果たして日本一に輝くご当地ラーメンはどこなのか……10万票を超える投票が集まったWEB予選を勝ち抜いたファイナリストはこいつらだァァアアア!

・日本ご当地ラーメン総選挙

WEB予選は全国7ブロック(北海道、東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州・沖縄)で行われ、投票で本戦に進むご当地ラーメン10選が決定した。ファイナリストに選ばれたのは……

札幌ラーメン(北海道)、酒田ラーメン(山形)、喜多方ラーメン(福島)、佐野ラーメン(栃木)、家系ラーメン(神奈川)、甲州地どりラーメン(山梨)、王様中華そば(長野)、京風ラーメン(京都)、尾道ラーメン(広島)、博多ラーメン(福岡)である!

10万票を超える投票の中から選ばれたファイナリストなので、さすがに知っているラーメンばかりだ。とはいえ、「名前は聞いたことがあるけど……」というラーメンも実は少なくない。


・開催初日の会場の様子

私が訪れたのは16時過ぎ。もうそろそろ落ち着いた頃かなと思いきや、会場はかなり賑わっていて、お店によっては行列ができていた。

入場は無料。全店共通の食券制でラーメン1杯1000円である。なお、トッピングは店舗ごとに現金を支払うスタイル。トッピング料金は500円前後……イベント用の価格設定なので高い。今回はトッピングをせずに「甲州地どりラーメン」と「佐野ラーメン」を購入した。


・ファイナリストにハズレはない

並んでいる人数と見た目で選んだ「甲州地どりラーメン」は、透き通ったスープに中細のストレート麺、甲州地どりのチャーシューをトッピング。

地鶏の出汁と魚介の出汁をブレンドしたスープが特徴とのこと。たしかに見た目よりも濃厚で出汁の旨味をガッツリ味わうことができる。ウメエエエエエ

そして「佐野ラーメン」といえば、美味しい水で作るあっさりなのにコク深いスープと青竹打ちという伝統技法を用いたモチモチ麺で知られている。食べ慣れているラーメンなので、応援の気持ちで1杯注文した。


知っているラーメンはもちろん、先に述べた「名前だけ知っているラーメン」も楽しめるのが同イベントの良いところ。

プラスチックの器で風情に欠けるため、プラス500円の追加トッピングがやや高く感じてしまうのが正直な感想だが、シンプルに各地のラーメンを食べ比べるだけでも楽しめると思う。


・投票の流れ

食べ終えた容器をゴミステーションに持って行き「投票コイン」を受け取ったら、日本一だと思うラーメンの投票箱に清き一票を投じるという流れ。さらに協会による衛生管理度チェックやSNS拡散数によって「ご当地ラーメン日本一」が決定する。

イベント公式サイトによると、ご当地ラーメンには「発祥から20年以上の歴史を持っている」「応援団体が存在する」などの定義があるようだ。スープも麺も地域ごとに特徴が異なるので興味があれば旅行気分で1杯食べてみてほしい。イベントは2023年10月9日(月)まで。ぜひ!


参考リンク:日本ご当地ラーメン総選挙
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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