じゃがいものムチムチしたボリュームにカレー味。コロッケにひと手間加えられたカレーコロッケには、庶民の工夫と安心感がある。

だがしかし、高級スーパー『ヨークフーズ』のカレーコロッケは私が知ってるのと違った。こんなカレーコロッケ初めて!

・ヨークフーズとは

セブン&アイグループの都市型スーパーであるヨークフーズ。私(中澤)は職場近くの「ヨークフーズ with ザ・ガーデン自由が丘 新宿富久店」でたまに昼ご飯を買っているのだが、雰囲気からすでに高級感が漂っている。キラキラしているのだ。

実際、高級店とか専門店を冠した冷凍食品とかブランド牛とか売ってるらしいが、私がもっぱら購入しているのはお惣菜とか弁当で、この辺りは別に普通のスーパーとそんなに変わらない価格帯。要するに、高級なものしか取り扱ってないのではなく幅が広い

・嘘だろ

そんなお惣菜コーナーを歩いていたところ、カレーコロッケが販売されていた。カレーコロッケと言えばスーパーのお惣菜コーナーのレギュラー。ないスーパーを探す方が難しいくらいありふれたメニューである。だが、そのカレーコロッケが違ったのは……


バターチキンカレーだったこと


嘘だろ? カレーコロッケなんてお母さんが気を利かせた程度のものにまでこだわるのかよ。ちなみに、価格は税込318円だが、店を訪れた9月27日は特売らしく20%オフの254円であった。購入してみたところ、中身はカニクリームコロッケサイズのものが5個入り。家族で分けたりするならちょうど良さそうだ。

・もはやカレーコロッケではない

さて置き、カレーコロッケの具は冒頭の通り、じゃがいもにカレー味がついてる程度。バターチキンになったところで違いが分かるものなのだろうか。そこで食べてみたところ……モニャ! 


めちゃくちゃクリーミーだ……!

そのなめらかさは限界までトロトロにしたカレーソースにパン粉をつけて揚げたように感じられるほど。これはもはやカレーコロッケではない……モフモフ部分がないだけのカレーパンや!

・ヨークフーズの一歩

しかし、具を目で確認してみると結構じゃがいも率も高い。絶妙な配合具合である。オカンが作れるレベルじゃねェェェエエエ!!

カレーコロッケもここまで来ると匠の味。スーパーのお惣菜はもはや楽できるだけのものじゃなくなりつつあるのかもしれない。庶民的なイメージが強いカレーコロッケだからこそ、ヨークフーズの踏み出している一歩が感じられた気がした。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.