日本一の名峰、富士山。その知名度から富士山をモチーフにした様々な商品が作られているわけだが……ここまでインパクトのある商品に出会ったのは初めてだ。

よくあるレトルトカレーの袋を開封すると漂ってくる、よくあるレトルトカレーの香り。ただし、ルーの色はびっくりするほど真っ青!

その名も「青い富士山カレー」。こんなに真っ青なカレーにお目にかかるのは初めてだ。いったいどんな味なんだろう?

さっそく味わってみようとしたのだが……あることが原因でなかなか食べ始めることができなかった。


・作ってみた

公式サイトによると、もともと青い富士山カレーは山梨県の富士山世界遺産センター内にある「富士山LAVACAFE」のメニューとして提供されていたようだ。

それが大人気になり、製品化に至ったとのこと。筆者はヨドバシカメラの通販サイトで税込715円で購入した。


原材料の欄を見てみると、ソテーオニオンや鶏ひき肉などに混じってしれっと「桃ピューレ」が記載されているのを発見。わぁ~、桃入ってるんだ! さすが山梨の製品だなぁ……


じゃなくて!! 青くするだけじゃなくて桃まで入れちゃうってチャレンジャーすぎるのでは!? りんごならともかく、桃入りのカレーって聞いたことがないんだけど……一気に緊張が増していく。


とにかく、実際に食べて確かめてみよう。カレーを湯せんで温めている間に盛り付け方を確認してみる。


なるほどなるほど、このルーを使って自分で富士山を作っていくんだな。それじゃさっそくお皿の上に白米を盛って、しゃもじで形を整えて……


整え……


_人人人人_
> 無理 <
 ̄Y^Y^Y ̄



そこそこの時間を使って格闘したものの、筆者の技術ではどう頑張ってもしゃもじで富士山を作ることはできなかった……仕方ないので手で強行突破しました。


土台ができたら、ルーをかけて富士山の山際を作っていく。目指すのは箱に載っている写真のような綺麗な富士山!


間違っても山頂にカレーがかからないよう、慎重にカレーを垂らしていく。


…………


富士山!! これは富士山です!!!! 山肌が青くて山頂が白いので!!!!! 

まさか食べる以前の段階でこんなに時間がかかるとは……映えるごはんを作るのって難しいな。


それではいよいよ実食といってみよう。辺りに漂う香りは完全においしそうなカレーのそれだけど、いかんせん食べ物としてはなかなか見かけない色をしているので一瞬怯んでしまう。スプーンですくって恐る恐る口に入れてみると……


おいし……


桃やココナッツミルクパウダーが入っているからなのか、見た目のインパクトに反してびっくりするほど優しくてクリーミーな味がする。

辛さは甘口以上中辛未満といったところだろうか。最初は甘いけど、後からじわじわと辛みがやってくるタイプ。

ハードルが高いのは最初の1口だけ。その後はまったく抵抗感なくパクパク食べ進めてしまった。久しぶりにこんなにおいしいカレーに出会えたな~!!



・良お土産でした

見た目も味も満点で、めちゃくちゃ高クオリティな商品だった「青い富士山カレー」。

箱の写真のように盛り付けるには少しコツが必要だけど、自分なりの富士山を作るというのもまたこの製品の楽しみ方なんだろうな。

実際、盛り付けをしている時は緊張しつつも楽しかったし。自分用としてはもちろん、他の人に渡しても楽しんでもらえること間違いなしだ。

目でも舌でも富士山を楽しめるこちらのカレー、皆さんも是非味わってみてはいかがだろうか!

参考リンク:青い富士山カレーヨドバシカメラ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
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