食材と合わせるだけで本格的な中華料理が作れる味の素(株)の「Cook Do® (クック ドゥ)」シリーズは、今年で発売45周年とのこと。簡単・おいしい・絶対失敗しない。
そんなCook Do® から今回発売されたのがSNSでも話題沸騰中の「Cook Do®」<極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用>だ。漆黒に金色で『極』の文字。どう見ても “最強の自信作を生み出してしまった人が選んだパッケージ” である。日頃お世話になっている味の素(株)さんがそこまで言うなら、食べてみるしかない。
ただし、ここまでハードルが上がり切った状態では、批評も辛口にならざるを得ないが……(麻婆豆腐だけに)。
・プロ料理人が絶賛
実はこの「Cook Do®」<極麻辣麻婆豆腐用>、すでに何人ものプロ料理人たちが大絶賛している商品らしい。が……この段階ではあえて、彼らのコメントを読まない。なぜならプロの意見に影響されて、本音とは別の感想を述べてしまうかもしれないからだ。
プロのコメントは後ほど紹介させていただくってことで……それじゃ、レッツ・クッキングといきましょう!!!
準備するのは豆腐、豚ひき肉、長ねぎ(お好みで)。
豆腐はあらかじめ1.5cm角に切って湯通し・水切りをしておくと味がなじみやすいらしいぞ。ひき肉を炒め、「Cook Do®」を入れると……
この時点で強烈に香り立つ麻(マー)と辣(ラー)!
「麻辣(マーラー)」とは花椒と唐辛子を使った味付けのことで、麻婆豆腐を生んだ四川料理の特徴である。「Cook Do®」<極麻辣麻婆豆腐用>は味の素(株)の研究開発部門が “高級四川料理店の麻婆豆腐のおいしさ” を構成する要素を徹底的に分析し、 独自に開発した原料・配合技術で具現化した商品なのだそうな。なるほど!
そこへ先ほどの豆腐を投入。
お好みで長ねぎを加えたら……
見た目はかなり ““極”” な麻婆豆腐が完成!
お好みで、付属のしびれる辛さが特徴の花椒粉を入れてもOK。所要時間は15分くらいである。簡単〜!
・グルメライターたちの見解
それではさっそく実食に移ろう。ちなみに私はかつて何度も中国を訪れたことがあり、 “本場の味” に関してはそれなりに知っているつもりだ。最近は “ガチ中華” がブームになっていることから、「日本の中華料理と本場の中国料理は別モノ」とご理解の方も多いかと思う。
そんな前置きをしたうえで……
これはガチであると断言する!!!!!
あまりスパイスに詳しいほうではないが、「ガチの中国料理に入ってるヤツがいっぱい入ってる」ことだけはよ〜く分かる。複雑ながらも絶妙なうま味の後に、苦手な人ならビックリしそうな辛みがきた。
私は中国料理を愛する人間なので「めっちゃうまい」と喜んだが、日本風の甘い麻婆豆腐しか知らない人なら「何これ!?」と叫ぶ可能性もあると思う。それほどガチだ。発売に踏み切った味の素(株)の男気に、感服せざるをえない。
“麻婆豆腐発祥の店” (四川省)を訪れたことがあるという、麻婆豆腐ツウの編集長・羽鳥にも試食してもらおう。
羽鳥「あ……これはスゴイわ! “本場風” みたいな麻婆豆腐ってたくさん売ってるけど、これは遠慮がないっていうか、忖度してないっていうか、加減してない。山椒が立ってて、市販の中では相当辛い。よくぞ攻め切った、って感じだね!」
本場を知る男も大絶賛! ちなみに「Cook Do®」<極麻辣麻婆豆腐用>の辛さは、「Cook Do®」内でMAXの『7辛』。羽鳥いわく「これが7辛なら本場の麻婆豆腐は10辛だが、10辛までいくと “ただの刺激” 。こっちは辛くて、うまい」とのことだ。お次は記者の砂子間。
砂子間「舌が痺れてウマい! 子どもっぽくない大人の味で好きです。普段食べている麻婆豆腐より明らかにワンランク上って感じで、 “極” というネーミングも納得。普通の麻婆豆腐の2倍くらいの値段なら全然買います!」
こちらは早くも購入の意思を固めた模様。最後は記者のあひるねこ、お願いします!
あひるねこ「これはガチ!!!!!」
・ガチでした
グルメライターたちの寸評が出揃ったところで、冒頭で申し上げた “プロ料理人のコメント” をご紹介しよう。まず『MASA’S KITCHEN』の鯰江真仁シェフは「店のスタッフ皆で試食してびっくりした。開発者の情熱が伝わる。ギリギリのところまで攻めたのでは」とコメント。
これは我々の見解とほぼ一致しており、グルメライターの端くれとして安堵の気持ちがこみあげた。続く『西麻布 香宮』有島 浩昭シェフは「麻辣が際立ち過ぎないよう、コクをプラスしてバランスをとったと想像する」との見解。なるほどな。
『中国菜 エスサワダ』の澤田 州平シェフは「ホント、すごいなー、攻めたなー、とがってるなー、振り切りましたねー。ここまできたか! というのが率直な感想です。飲食店で出されてもおかしくないレベル。」と率直に回答。
これは羽鳥の「遠慮がないっていうか、忖度してないっていうか、加減してない」と同ジャンルに分類でき、我々の自信は確信へと変わった。
他にも『中国料理 翠園』の古藤 和豊シェフは「これを食べることで、お客様の麻婆レベルが一段階上がる。専門的な麻婆豆腐を作っている店に来るお客が増える」、『4000 Chinese Restaurant-南青山-』の菰田欣也シェフは「たったひとつの料理だが、そこにドラマがある。それは薄っぺらな料理では起こりえない。これはかなり研究開発して辿り着いたからこその「極み」なのだろう。」とコメント。
もはや我々には到達しえないプロの境地だが、ともかく「Cook Do®」<極麻辣麻婆豆腐用>が “ガチの麻婆豆腐好きのための麻婆豆腐の素” であることはご理解いただけたかと思う。本当に衝撃的なので一度試してみてほしい!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
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