突然だが、みなさんは「ソーセージエッグ」と聞いたらどこの料理を思い浮かべるだろうか。私は松屋のソーセージエッグ定食一択。昔から今まであれ以上のチェーン店の朝食に出会えてなく、値段、味どれをとってもあれこそが「最強」だと思い続けている。
ただ、先日ポテンシャルを持った「ソーセージエッグ」が突如として現れたから試してみたくなった。ズバリ、すき家の朝ごはんメニューにある「ソーセージエッグ朝食」がそう。まさかのすき家なのだ。
・すき家のソーセージエッグ
すき家のソーセージエッグ朝食は2023年8月から登場した新メニューらしい。それにしても朝食メニューにソーセージエッグをぶちこんでくるとは……すき家としては、大胆かつ一歩踏み込んだチャレンジだったのではないだろうか。
それもそのはず、ソーセージエッグは松屋のモーニングのイメージがどうしても強い。そのため、自然な流れで比較されてしまうことになるのだ。そう、この記事みたいに。
なお、すき家のソーセージエッグ朝食のラインアップはごはん・みそ汁・目玉焼き・ソーセージ1本・レタス・のり・季節の小鉢。これがベースで420円となっていて、ご飯が大盛ならプラス30円(ミニならマイナス30円)といった感じだ。
そこに納豆をつけたら490円、牛小鉢だと520円とワンコインを超えてくる。420円でも十分ではあるものの、今回はせっかくの牛丼チェーンである。牛小鉢の朝食(520円)をオーダーしてみた。そして待つこと数分……
こちらがすき家のソーセージエッグ朝食だ。まぁチェーン店のよくある朝食といった見た目で、これと言って大きく気になる点はない。品数も量も多いし、これで520円だというのを考えたら良心的な方に入るのではないか。
食べてみるとレタスが少し水気ない感じもしたが、そのあたりはお店やタイミングなどによって異なるだろう。んで、肝心のソーセージはパリッとしていてジューシー。メニュー名にも入っているだけに存在感があって、ご飯も進むしでしっかりウマかった。
それから牛小鉢はいつものクオリティでネギも入っているのが何気に嬉しい。季節の小鉢も美味しかったし、トータルで見ても優秀。このとき、私はすき家のソーセージエッグもいいなと素直に思っていた。……だがしかし!!
・圧倒的な松屋のパワー
後日、比較するため松屋へ行ったところ「コスパとはこういうこと」だと教えられた。もうメニューを見た時点で圧倒されている自分がいたのである。
選べる小鉢はミニ牛皿、納豆、冷奴、とろろと4種類も選べる上、価格も450円とリーズナブルな設定。しかも、エッグWにしてからじゃないと500円を超えないから、そのコスパのよさに驚くしかない。
さらにはご飯大盛だけならまだ分かるとして、特盛まで無料のハイパフォーマンスときたもんだからマジで強い。つまり、450円あれば朝からフルチャージできるのだから人気なのも改めてうなずける。
そして出てきてからもまぁ強いのが松屋のソーセージエッグ定食。今さら味の安定感は言うまでもなく、それでいてサラダや味噌汁までついているから定番にまで上り詰めたのだろう。こういうのでいいんだよの代表例である。
ソーセージこそジュワッと感はすき家に軍配が上がるかなとも思ったが、言っても微々たる差だったのでそう気にするほどでもない。それにしても、これで450円だから松屋は本当に恐ろしい子だ。
・ソーセージエッグ=松屋
もちろん、すき家の朝食にも良さがある。たまかけ朝食もそうだし、最近は食べてないけど焼き魚も美味しかった記憶がある……が、ソーセージエッグに関しては松屋の火力があまりに強すぎたというのが率直な感想だ。
さすがは人気メニューだし、ワンコイン内というのも大きい。まだまだ私の中で「ソーセージエッグ=松屋」という方程式は当分崩れそうにないらしい。
参考リンク:すき家、松屋
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.