生活雑貨から食料品まで豊富な品揃えの「無印良品」。何かと便利なお店なのだが、新宿駅東口エリアの主要な2店舗、新宿靖国通り店と新宿店はそれぞれは休業していた。靖国通り店は2023年6月11日から。新宿店は8月7日から、いずれも改装のために休んでいたのである。
強いていうなれば、新宿東口における「無印空白期」である。それがついに明けた! 9月15日、新宿店が「生活雑貨と食品の店 無印良品新宿通り店」としてリニューアルオープン! 待ってた無印!! さっそく開店初日に訪ねてみたら、あのレア商品を発見した!
・生まれ変わった新宿通り店
ふたつのお店は2021年9月にリニューアルしたばかりだった。それからわずか2年で再度改装を実施したのである。靖国通り店においては6月から休業し、10月13日オープンの予定である。かなり大がかりな工事をしているようだ。大きく生まれ変わるのか?
さて新宿通り店は、新宿地区で最大規模の食品と日用品を扱うお店と位置づけられていた。そのコンセプトはそのままに、店内商品の配置の変更を行っている。
改装前は1階に食品を揃えており、無印定番のカレーを陳列した「カレーの壁」が印象的だった。改装によって1階は化粧品や日用品コーナーに変更。2階には収納と文房具。そして3階に寝具・リビング用品を揃えると共に、「無印良品の家」に関する相談を行える「新宿 家センター」を設けている。
気になる食品は地下へ。以前はこのフロアには衣料品が並んでいたが、衣料の取り扱いはなくなったので、靖国通り店に集約されるのだろう。
ここにも屹立(きつりつ)するカレーの壁はあるのか? と思ったら、カレーではなく「バウムの壁」が誕生していた。「不揃いバウム」もカレーに匹敵する無印の定番商品。季節商品を合わせると23種もある。壁を形成するには十分な数である。
ところで私はかねがね思っていたのだが、「不揃いバウム」っていうけど、逆に “揃ったバウム” って存在するのだろうか? 「揃いバウム」って名前の商品があってもいいよね?
これだけ品数が多ければ、揃いバウムもあるのでは~……。と思いながら下の方を見ると。
やや! コレは!? 風の噂に聞いたことがある「特大バウム」じゃないか!
以前、ライターのK.Masamiが紹介していたバズーカ級サイズのバウムクーヘンである。不揃いバウムの原型といっても良い。あるいはカット前で形が整っているので「整いバウム」とも言えるかも。
まさかこんなところで実物を目にするとは。レア商品のため、私は一生拝むことはないと思っていたよ。
・本当の不揃いバウム
とにかく一丁買ってきた。販売価格はK.Masamiのレポート時と価格は変わらず税込999円。安い! このデカさでこの価格、原材料費の高騰や円安に負けることなく、2年前の価格を維持しているとは、無印すげえな!
縦切りバウム約9本分のサイズ。不揃いバウム(縦切りバウム)の単品価格が税込180円なので、本来であれば180円 × 9本 =1620円に相当するはずなのに999円! やっぱり安いぞ!
こちらが本体。こんなドデカサイズのバウムクーヘンを直に見るのは初めてだ。焼き菓子であることを疑いたくなるデカさ。
9本分ということなので、9本カットに挑むとしよう。
しかしながら円形のものを9つの分けるのは難しい。8つや6つなら、ピザを切る要領でカットできるけど、9つは……。
ダメでした。8つになっちゃいました。
均等に切り分けたはずが、よく見ると大きさはバラバラ。断面も波を打っている。あえて言おう! これこそが不揃いバウムであると!! ということで、自らの手で不揃いバウムを生み出したい人は、新宿通り店へGO! 行けない人は通販で購入して、自作不揃いに挑んで頂きたい。
もしかして販売品の不揃いバウムを9つ合わせると、正円の整いバウムになるのか? 気になるところである……。
・今回訪問した店舗の情報
店名 無印良品 新宿通り店
住所 東京都新宿区新宿3-17-1
時間 10:00~21:00
定休日 なし