先日、都内でワークマンの秋冬新製品発表会が開催された。さらに進化したワークマンの新アイテムにも注目だが……今回は9月1日の「防災の日」を前に、ワークマンの製品が避難時にどのように役立つのか簡単に体験できるコーナーがあったのでそちらを紹介したい。
今回使用した商品は「TAKUMI X2 耐切創(たいせっそう)グローブ(399円)」と「踏抜防止インソール(795円)」の2点。熟練職人が好みそうな雰囲気が漂っているが、どちらも知る人ぞ知る人気商品らしい。かなり信頼できそうだぞ……実際に使ってみた。
・耐切創グローブ
ワークマンといえば、もともと「過酷な使用環境を想定したプロ品質のアイテム」を扱っているのが特徴。そんなワークマンが “いざという時にガチで使えるアイテム” を紹介するというのなら、新商品よりも先にチェックすべきだろう。ってことで、体験コーナーへ。
まずは「耐切創グローブを装着して、ガレキの中に埋もれたスマホを取り出す」というチャレンジをすることに。「割れたビンや廃木材等が入っている箱の中からスマホを取り出してください」とスタッフの方……ワークマンらしい危険なお題である。
しかしガレキの撤去や運搬は、災害ボランティア等の現場ではよくあること。そこで役立つのが「TAKUMI X2 耐切創グローブ」らしい。公式サイトによると「ワークマンでしか買えない極上の匠の手シリーズ」とのこと。そんなシリーズがあったとは……
同グローブの特徴は「切れにくく、鋭利なものから手を守ること」と「背抜きタイプ(手の甲がコーティングされていない)で通気性が良くムレにくいこと」だという。ガレキBOXの中に手を突っ込んでもノーダメージ。しかも使いやすい。強度が高い割にゴワつかないのだ。
おかげで、すんなりスマホを取り出すことができた。グリップ力もあるから滑りやすいものを持ち運ぶのも余裕だし、安全かつ効率的に作業ができそうである。さすが匠の手シリーズ。今まで完全にノーマークだったぞ。
・踏抜防止インソール
グローブを装着したまま、今度は「釘の上にセーフティインソールをセットして、ハンマーで打ち付け、強度を確認しよう」という体験コーナーへ。地獄みたいなシチュエーションだが、それくらいインソール(中敷き)の強度に自信があるのだろう。
約0.5ミリのステンレス板を使ったという「踏抜防止インソール」を釘の上にセットして……
ハンマーでガンガン叩く。
しかし……
無傷。
強い。もともと建築・解体現場などで釘やガラス片などから足裏を守るためのインソールなので、グローブ同様、いざという時に頼りになるだろう。なお、同商品は足裏を守るだけでなく、ヒールクッションが足の負担を軽減するのも特徴とのこと。
というわけで今回は、ワークマンのワークマンらしいアイテムを紹介した。防災の日には備蓄品の管理をしたり、避難場所や連絡手段を確認したりするのが良いらしい。ワークマンに行く機会があれば「避難時にガチで使えるグッズ」もチェックしてみてはどうだろうか。
参考リンク:「TAKUMI X2 耐切創グローブ」 「踏抜防止インソール」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.