毎週、都内の宿に泊まっている私は「定額制宿泊サービス」を利用している。いわゆる “ホテルサブスク” というやつで、定額料金を払えば国内外のホテルにお得に泊まれる仕組み。なんとなく友人に勧められた「HafH(ハフ)」に登録して約5カ月が経った。
サービスの内容については以前の記事の通りだが、最近はなるべく泊まったことのない宿を利用するようにしている。んで、先日泊まったのは上野駅から徒歩約2分の「GRIDS 東京 上野駅前」。大人1名1泊約3068円の安宿だったのであまり期待していなかったのだが……
・上野へ
上野駅を選んだ理由は、上野恩賜公園で開催された「ウエノデ.ビアフェスタ」に行くため。バブリー系トランスポップロックバンド『ジュリアナの祟り』の応援に行ったのだ。彼らとは風雲たけし城の撮影時に知り合い、それからイベントがあれば顔を出している。
・グリッズ 東京 上野駅前 ホテル & ホステル
さて、すっかり汗だくになって「グリッズ東京 上野駅前」に到着したのは22時過ぎ。とはいえ、駅前という立地の良さはありがたい。イベントや飲み会があっても駅前なら楽勝である。明るいから女性でも安心だろう。知らない街ならなおさら路地裏よりも駅前の方がいい。
1階はカフェ & バー。宿泊者じゃなくても利用できるらしい。とは言っても、実際に利用しているのは宿泊者オーラの漂うラフな外国人がほとんど。なんでも上野駅は他のターミナル駅(新宿・渋谷・品川等)と比べると安いところが多いという。たしかに。
・共用部分
チェックイン時に鍵を受け取る。私が泊まるのは個室ではなくドミトリータイプの部屋。アメニティ類はなし。タオルは別料金(200円)だった。安いから仕方ない。
エレベーター前で観光マップと出身地のシールを貼るマップを発見した。上野には世界中から多くの観光客が訪れていることがよく分かる。エレベーターで2階へ。
フロアには共用のトイレ・洗面所・シャワールームがある。意外とキレイで安心。シャワールームにはシャンプー・トリートメント・ボディソープが備え付けられているようだ。
遅い時間だったので部屋を確認する前にシャワーを浴びることにした。シャワー待ちの時間が嫌なのだ。空いているタイミングでパパッと入ってしまいたい。ってことで、荷物を全て持ったままシャワールームへ。
サッと体を洗って洗面所で歯を磨いていると、さっきまで空いていたシャワールーム(2部屋)が満室に……やはり先に入っておいて正解だったようだ。
・ドミトリータイプの部屋へ
あとはもう寝るだけ。どうやら5人部屋らしい。部屋は信じられないほど真っ暗。ベッドの場所が分からないどころか前も見えないので一瞬だけライトを付けた。どうやら2段ベッドの上段が私のプライベート空間(ホステルはベッドの上以外は共用)となるようだ。
カーテンを閉めて明かりをつける。ベッドは清潔感があってとてもキレイ。そこまで広くはないが快適に眠れそうだ。良かった。貴重品ロッカーもあるらしい。それとハンガーは2つ。ロッカーはなかったのでベッドの端にカバンを置いて寝ることにした。おやすみなさい。
・上段は暑い
……カーテンを閉め切るとエアコンの風が入らないのか、夜中に何度か暑くて起きた。2段ベッドの上段は下段よりも暑くなると言われているので、どうしても眠れない場合は扇風機などを利用した方が良さそうだ。
7時に起床。シャワーを浴びてからチェックアウト。1階のカフェで朝食ビュッフェ(7時〜10時)もやっているが、駅前なので朝食選びに困ることはないだろう。
駅前という立地の良さだけでなく、外国人観光客との交流も楽しめる良い宿だった。後から調べたところ、洗濯機やキッチンもあったそうだ。便利な宿なので興味があれば公式サイトをチェックしてみてほしい。
参考リンク:グリッズ 東京 上野駅前 ホテル & ホステル
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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