上の画像を見た時点で、「あ! 知ってる!!」となった方は一定数いるかと思う。調べると過去に何度かテレビ番組で取り上げられたようだから、そっち界隈(クセ強ネーミング界隈)では有名と言っていいのかもしれない。

しかし私は先日まで知らなかった。調べると当サイトではいまだに取り上げていないようなので、この機会に紹介しよう。

・いきなり公開

さて、引っ張るのもアレだから速攻で公開したい。その寿司(海鮮丼)の名前とは……



ドリームプリティミルフィーユ


よくよく考えれば、何も間違っていない。酢飯と具が折り重なるように詰め込まれている様子は、たしかにミルフィーユ。


また、これだけの具が詰まっている状況はドリーミングだし、いくらなどが輝きを放ちながら鎮座している姿はプリティとも言える。ぜんぶ正しい。

だけど、店員さんに口頭で注文するときは無駄にハードルが高くなるのも事実。「すみません、ドリームプリティミルフィーユ1つ下さい」なんて一体どの面下げて言えばいいのか?

いや、違う。そのような “ツッコミ待ち” の姿勢がミソだろう。客を和やかな気持にさせてくれるという意味では、サービス精神があふれまくっている寿司(海鮮丼)とも言える。



ちなみに、私が「ドリームプリティミルフィーユ」を見つけたのは大丸東京店の地下1Fにある『創作鮨処タキモト』。 “創作” の2文字がこれほど説得力を持っていることも珍しい。


その『創作鮨処タキモト』の中で「ドリームプリティミルフィーユ」は1番人気らしく、価格は1595円だった。鮮やかなビジュアルなので、近くを通った人は自然と目を向けてしまうのではないだろうか?


そしてここが重要なのだが、「ドリームプリティミルフィーユ」は文句なしに美味かった。つまり、これほどエッジの効いたネーミングでありながら、バズることを優先させた飛び道具ではなかったのだ。

なんなら、価格を考えたらめちゃくちゃコスパが高いように思う。いくら、かに、あわびなどが入って1595円は冷静に考えてすごい。



なお、先程「ドリームプリティミルフィーユ」が1番人気とお伝えしたが、2番人気は「贅沢ミルフィーユ(1890円)」。ほかにも、「かに、うに、いくらのプレミアムミルフィーユ(2980円)」なんかもあった。


まさにミルフィーユ尽くし。下手したら、洋菓子店よりミルフィーユの品揃えが多いかもしれない。恐るべし、『創作鮨処タキモト』の創作パワーである。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 創作鮨処タキモト
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店 B1F
時間 平日10:30~21:00 / 土・日・祝日10:00〜20:00

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]