最近、台湾グルメにすっかりハマってしまった佐藤です。台湾朝食を気に入ったことをきっかけに、出かける度に台湾グルメを探してしまうのが、クセになってしまった。
先日も東京・吉祥寺を訪ねた際に、「台湾老劉胡椒餅(たいわんろうりゅうこしょうもち)」というお店の前を通りかかったところ、誘われるように行列の最後尾に並んで、なかば無意識で商品を購入していたのである。
ふらりと立ち寄ったにも関わらず、ここの商品は買って大正解だった! 看板商品「豚肉胡椒餅」(税込430円)を食べて、その人気に納得! これはハマる味ですわ。
・誘われるように最後尾へ
このお店は2022年11月にオープンしている。私は以前からお店の存在を知っていた。というのも、電車から店の看板が見えるからだ。しかしながら正確な店の場所を把握しないまま、いずれ行こうと思っていたある日、吉祥寺駅南口周辺を歩いていたところ、図らずも店前にたどり着いていた。
ああ~、ここだったのか~。と思いながら、当たり前のように列の最後尾に並んでいた。
誘われるように並んだのには訳がある。外から見える位置に釜があって、餅を焼くところを間近で見たかったからだ。
胡椒餅は釜の壁にペタッ! と貼り付けて焼き上げているようだ。次から次へと焼き上がる様子は見ていて飽きない。コレを目にしたら、1個食べてみたくなっちゃうよねえ。
ちなみに焼き上がり時間の目安が掲示されている。訪ねたのは12時半頃ではあったが、焼き上がり時間をキッチリ待たなくでも買うことは可能である。
・奥行きのある立体的な味
ってことで、豚肉胡椒餅(1個税込430円)を5個購入して帰った。
まずお伝えしておきたい。温め直して食べる方法を、袋に記載しているのは大変ありがたい! こういうのが見えるところにあるのは助かるんですよね~。
それで現品はこちらです。包装紙がかわいらしいね。
で、袋から出すとこんな感じ。キツネ色に焼き上がった餅の表面にはゴマがびっしり。微妙に形が異なるところに、手作りのあたたかみを感じるね。「五香粉」のスパイシーな香りが食欲をそそる。
カットすると豚肉がしっかりと詰まっている。肉汁と逃さず、しかもサックリとした食感を実現するために2種類の生地を重ねているそうだ。よ~く見ると、内側の厚い生地の外側に、薄い生地が重なっているのがわかる。
食べると、まず最初に八角の華やかな香りが鼻をくすぐる。そしてしっかりとした肉感が口の中に広がっていく。甘い味付けと思ったら、後半は胡椒の辛味が舌を刺激してくる。食感も最初はサクっとしていて、あとからもっちりとした食べ応えに変化する。
この小さな餅の中でいくつもの味と食感を楽しめる “立体的” な味わいだ。
当編集部のメンバーにも食べてみてもらったところ、大変好評だった。さすが本場台湾で修行して培った腕前である。日本にいながら本場の味を楽しみたい方は、ぜひ一度味わって頂きたい。1度食べたら病みつきになるはずである。なお、町田店には牛肉胡椒餅もあるそうなので、いずれそちらも味わってみたいと思う。
・今回訪問した店舗の情報
店名 台湾老劉胡椒餅 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目11-1
時間 12:00~19:00
定休日 なし
参考リンク:台湾老劉胡椒餅
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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