「二郎」と聞けば、大抵の人がラーメン二郎を思い浮かべるだろう。もしかすると、ラーメン二郎を食べたことがない人でもその姿が思い浮かぶかもしれない。そう、二郎とはモヤシやキャベツをうず高く持った状態を指すことが多い。もはや調理法の1つと考えても良いかもしれない。

これもそんなインスパイア系の1つだ。東京・渋谷のハンバーグ専門店での次郎トッピングは、想像以上に二郎だった!

・渋谷のハンバーグ専門店

訪ねたお店は、東京・渋谷の「挽き肉のトリコ」である。挽き肉のトリコは名古屋発祥のブランドで、2022年1月に東京に進出してきた。お店の場所はハンズ渋谷店の通り向かいの建物の地下1階である。


メニューは「究極のハンバーグ定食」(税込1650円)と、名古屋発祥らしくハンバーグをひつまぶし風にアレンジした「至福のハンバーグまぶし定食」(税込1980円)のみだ。ちなみにご飯はおかわり自由。愛知のブランド卵「岡崎おうはん」がサービスで1個ついている。


定食は2種類だがトッピングは豊富に用意されている。デミグラスソース・ネギ塩・おろしぽんず・アボカドチーズ・チーズフォンデュ、それに今回注文したインスパイア系トッピングの「次郎」(税込440円)だ。


オーダーする時に気づかなかったけど、本家にならってニンニク・アブラ・カラミの調整が可能とのこと。つまり「次郎トッピングニンニクアブラマシマシ」なんて頼み方も可能なのではないだろうか。


・ハンバーグが見えない……

そして出て来たのはコレ。二郎だ、めっちゃ二郎してる


ハンバーグを頼んだにも関わらず、その姿は1ミリも見えない。まさかここまでとは。ほんとに野菜だけ? なんてことはないよね!


食べるとシャキッとしたモヤシとキャベツの歯ざわりが心地いい。渋谷といえば、肉野菜炒め専門店の「ベジ郎」もあったよな。時々、この手のたっぷりの炒めた野菜を食べたくなるのは、潜在的に二郎を求めているからかもしれない。


お! 少し野菜をかきわけると……、いた!


ハンバーーーーーーーグッ!!!!


分厚くデカいハンバーグが出現した。例えるなら絶海の孤島が崩壊して、未知の古代遺跡が現れたくらいのインパクトがあるぞ、うん。


その巨大な肉塊に箸を入れると、プシュ! っと肉汁が!?


カットしたハンバーグはまさにナイアガラ。止めどなく肉汁があふれ出している。これはトリコになりますわ。鉄板で焼いたハンバーグのタネをオーブンで焼き上げているので、ふっくらジューシーに仕上がっている。


まずはハンバーグでご飯を1膳平らげる。


そしておかわりの1膳は、サービスの卵でたまごかけご飯! 愛知県のブランド米「あいちのかおり」を羽釜で炊き上げたご飯は色艶がいい。そこに同じく愛知の岡崎おうはんを落とすと、卵黄の黄色がよく映えている。


もちろん、そこにハンバーグをぶち込みますよ。ご飯・卵・ハンバーグ、3種の美味しい品のマリアージュは筆舌に尽くしがたい。一言で表すなら、まいうー! でございます


ということで、ハンバーグ好きも二郎好きも一度お試しあれ。週末は混み合っているので、平日昼間が狙い目だぞ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 挽き肉のトリコ 渋谷店
住所 東京都渋谷区宇田川町36-2 ノア渋谷 B102号
時間 11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 なし

参考リンク:挽き肉のトリコ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24