先日、買い物をしていたら見たことない韓国のインスタント麺が売られていた。お店のポップには「オットギ チャシュラン」と書いてあり、値段の方は1059円。えぇっと、5袋入りなので1袋211円かぁ……って、結構高いなキミ!

オットギは韓国の食品会社だから、パッケージに載っているドス黒い麺料理が「チャシュラン」なのだろう。ていうかこれ、一体どんな味がするの? 辛い? それともちょっと可愛らしいデザインが入っているから甘いとか!?

・ハングルだらけの直輸入商品

気になったからには自分の舌で確かめてみるしかあるまい。どうやら「オットギ チャシュラン」は輸入してそのまま売られているようで、書いてある文字はすべてハングル。

表はもちろん裏面もハングル全開で、原材料や作り方のところはかろうじて日本語の説明シールが上からペタリと貼られていた。こういう輸入品ってちょくちょくあるよな〜ってことはさておき……

まぁインスタント麺だから、文字が読めなくてもそれとなく作れば間違いは起こらないだろう。仮に間違えたとしても大事故には繋がらないはず!

ちなみに中身は結構太めの縮れ麺、オイル、粉末スープ、かやく。これらを韓国語のイラストと日本語の説明を照らし合わせつつ作っていく。時間が経つこと約5分、これが……


チャシュランか……!!


・いかにも辛そう

完成形を目にした私は本能的にビビってしまった。なにせパッケージの黒にも納得……松崎しげるもビックリの黒さをした料理だったのだ。

改めてパッケージのチャシュランを見てもいかにも辛そうだし、完全に怖くなってしまった自分がいた。私にとって辛ラーメンが結構ギリギリレベルの辛さだから、もし恐ろしいくらい辛かったら穴という穴から汗……

なんなら、別のものも出てしまうかもしれない。それだけに不安も不安。ビビリ倒して恐る恐る食べた。そしたら……


あれっ?


えっ、これは……


辛くない……だと……!?


・脳がバグった

とにかく辛さを警戒していたが、辛くないというか辛さゼロ。しかも、それでいながらラーメンでも焼きそばでもないから脳がバグった。一体、私は何を食べているんだ?

スゴいウマいわけでもないし、決してマズいわけじゃない。甘くも辛くもない独特なスープに太めでコシのある縮れ麺が絡み合っても、依然として不思議な気持ちは晴れないままだった。

チャシュランの正体はジャージャー麺とのことだが、ドロッとはしていないだけに何だかしっくりこなかったのだ。ただ、それも調べて納得。

お店のポップには「ジャージャー麺の新しい基準」と書かれており、何がどう新しい基準なのか調べてみたところどうやら「お湯を捨てない」ところにあるようだ。わりと水分を含んでいるから、味をしっかり感じ取れなかったのかもしれない。

そこらへん好みが分かれそうで、食べた人がどう感じるか。値段を含め、このあたりが流行るかどうかに繋がるような気がする。個人的にはインスタント単品でなく、ジャージャー麺に合うような他の具材を用意しておくことをオススメしたい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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▼1つ145gで600kcal。そして調理方法はこんな感じ。かやくどこ行ったんか〜い!

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