元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があればサイゼリヤにも行ける。そして1000円あればサイゼリヤで大満足できる! そう、我らがサイゼリヤで1000円もあれば “最高のオーダー” ができるに違いない。
というわけで、前々から試してみたかった新企画「最高な1000円の使い方」の第1回には『サイゼリヤ』が登場だ。5名の参加者が辿り着いた「サイゼリヤで最高な1000円の使い方」とは果たして? ジャッジするのは読者のみなさんである!
・1番上手に1000円使おう
まずは簡単に本企画の概要を説明しておこう。「最高な1000円の使い方」はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! 参加者は1000円のポテンシャルを最大限に引き出す手腕が求められる。
たかが1000円、されど1000円。例えばサイゼリヤで1000円使うにしても、そのバリエーションは無数にあるハズ。その中で「最も満足度の高い1000円の使い方」を編み出した参加者をその回の勝者と認定する。
記念すべき第1回の『サイゼリヤ編』に登場するのは、Yoshio・中澤・砂子間・あひるねこ、そして私(サンジュン)の5名。あえてサイゼリヤに精通していない砂子間が名を連ねている理由は「初心者ならではのサプライズオーダー」を期待してのことだ。
さて、参加者に企画の趣旨を伝えたのはサイゼリヤへ行く数時間前。直前までメニューとにらめっこしつつ、各自がオーダーした「サイゼリヤで最高な1000円の使い方」は以下の通りである!
・Yoshio「ハワイ風ガーリックシュリンプドッグ with Y セット」
ガーデンサラダ(350円)
ガーリックトースト(200円)
ポップコーンシュリンプ(300円)
やみつきスパイス(50円)
グラスワイン赤(100円) …… 合計1000円
「なんと俺は、サイゼリアでハワイ風 “ガーリックシュリンプドッグ with Y” を開発してしまった。エビとガーリックトーストの相性は抜群。さらに、やみつきスパイスが食欲を掻き立てる。テイクアウト商品として売って欲しいほどだ。とにかく満足度はハンパない! ぜひやってみるべし」
開発大好きっ子のYoshioは、どうしてもオリジナルメニューで勝負したかったらしい。完成したハワイ風 “ガーリックシュリンプドッグ with Y” は確かに美味しそうではあったが、帰り道に「腹が減った」と言っていたのでややボリュームには欠けていたのかもしれない。
・砂子間「初心者ワクワクセット」
チョリソーとハンバーグの盛合せ(550円)
ミニフィセル(150円)
グラスビール(300円) …… 合計1000円
「数年ぶりのサイゼリヤ。豊富なメニューに悩んだ末 “チョリソーとハンバーグの盛合せ” をチームの主役として招集。グラスビールとミニフィセルは引き立て役になってもらう予定……だったが、結果的に弱小チームが完成してしまった。
よくよく考えれば、ハンバーグステーキにチョリソーを追加しただけのやつに主役を任せたのが間違いだった(うまかったけど)。ただ見たことのない選手に期待して大敗を喫したものの、運ばれてくるまでのワクワク感は1位だったと確信している。私はそういう監督でありたい」
グラスビールを注文した際は周囲がザワついたが、結果的に本人は納得していない様子。ただ普通に考えれば「主食・メイン・ビール」の3点セットを1000円ピッタリに収めたことは評価していいハズ。さすがコスパ最強の呼び名が高いサイゼリヤである。
・あひるねこ「確実に60分は飲めるセット」
赤ワインのデカンタ500ml(400円)
エスカルゴのオーブン焼き(400円)
プチフォッカ(150円)
やみつきスパイス(50円) …… 合計1000円
「私にとってサイゼとはワインを飲む場所である。なので赤のデカンタ500mlはまず確定として、これに何を合わせるか? 現状のメニューだと、やはりエスカルゴのオーブン焼きがチビチビ飲めるという点でベストだろう。プチフォッカを追加することで、食事としての物足りなさもしっかり補える。
あとは やみつきスパイスさえ注文すれば勝ったも同然だ。私はほぼ週一でサイゼに通っているが、現時点でこれ以上の組み合わせは存在しないと断言しよう」
さすが酒飲みのあひるねこ。200円のデカンタではなく “400円のデカンタ” をチョイスするあたりにガチ度が窺える。また、エスカルゴのオイルをプチフォッカで余すことなく食べ尽くし、なんなら やみつきスパイスだけで飲んでいたから恐れ入った。酒飲みらしさ全開のオーダーである。
・中澤「ド直球わんぱくセット」
ミラノ風ドリア(300円)
ペペロンチーノ(300円)
ハンバーグステーキ(400円) …… 合計1000円
「みんな奇をてらいすぎだと思うんだよね。思い出して欲しい。最初にサイゼリヤに感動したのはミラノ風ドリアの安さではなかったか? ペペロンチーノや目玉焼きハンバーグの安さではなかったか?
ひねってコスパの隙を見つけ出そうとする必要など無いのである。なぜなら、サイゼリヤに隙などないのだから。というわけで、そのまま最強コスパの3点でフィニッシュだ。1000円でこの組み合わせを食べられる店があるか? むしろこの組み合わせが被らないのがおかしい。目を覚ませコスパモンスターども」
なんとわんぱくな構成であろう? 間違いなく腹が満たされるガッツリ系オーダーは “コスパの暴力” と称して差し支えあるまい。粉チーズや黒コショウで味変を楽しんだり、目玉焼きをペペロンチーノにのせて食べている中澤は紛れもなくわんぱく小僧であった。
・サンジュン「パーフェクトバランスセット」
アロスティチーニ(400円)
ペペロンチーノ(300円)
野菜ペースト(100円)
柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ(200円) …… 合計1000円
「もはやサイゼリヤは “ほぼアロスティチーニ屋” と言っても過言ではない。そのアロスティチーニを押さえつつ、腹を満たす要員でペペロンチーノをオーダー。ただそれだけだとやや物足りないから、ディアボラも追加したあたり我ながら完璧である。
加えて青豆があることで “野菜 + 肉 + 主食” の黄金バランスを実現。自分で言うのは何だが、隙が無さすぎる1000円の使い方ではないだろうか? 青豆をニンジンのサラダにしたり、ペペ + ディアボラをアラビアータに変更してもいいぞ」
絶対に外せないアロスティチーニを軸に据えた。ペペロンチーノに野菜ペーストを追加した「ディアボラ風スパゲティ」はガチで激ウマ! 大好きな青豆の温サラダもサイドメニューとして超有能で、私なりの “いつものメニュー” が最高のメニューとなってしまった。
ご覧の通り、それぞれのセットに良さがあるのではないだろうか? 1つだけ言えるのは「これだけ多様なオーダーが可能なサイゼリヤはマジで強い」ということ。今後も同じ企画を実施していく予定だが、サイゼリヤほどバラエティに富んだオーダーになるかはわからない。
というわけで、第1回の「最高な1000円の使い方」はサイゼリヤ編をお届けした。どれが最も参考になったか? どれが最も満足度が高そうか? 良ければぜひ投票してくれよな!
参考リンク:サイゼリヤ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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