私(佐藤)が当サイトで記事を書き始めて14年が経つ。長くこの仕事をしていると「コレ書いたっけ?」と思うことが時々ある。これまでに公開された記事本数はザックリ1万件。そんな書いてるとね、過去に書いた記事のことを忘れちゃうんだよ、覚えてないの!
最近もドトール珈琲店の「こだわりシュークリーム」について書いたことがあるかどうか、過去記事を調べてみたところ、8年前の記事を発見した。そこで目にしたものは、時の流れの残酷さを突き付けられた。なんてこった……
・店舗を拡大するハイブランド
ドトールは日本屈指の規模を誇るコーヒーチェーンだ。2023年1月の段階の店舗数は1064にも上る。近年は主力のコーヒーショップだけではなく、「ドトール珈琲農園」「ドトール珈琲店」などのハイブランドの出店も積極的に行っている。そんなハイブランドのお店が東京・高円寺に2023年2月に誕生した。
JR高円寺南口にできたお店に行ってみると……、看板デカすぎないですか?
「ドトール」の文字の “圧” がすごい……。
「ドトール珈琲農園」と「ドトール珈琲店」については過去に何度か記事で取りあげている。コーヒーショップでは味わうことのできないスペシャリティコーヒーと、パスタやサンドイッチ・パンケーキといった食事メニューが充実しており、店の設えもしっかりしている。居心地の良さも魅力のひとつだ。
・腰を据える店
この日、私は「珈琲店の具だくさんパスタ」(税込950円)と「アイスコーヒー」(セットで税込385円)、それに「ミニサラダ」(税込165円)を頼んだ。
普段はコーヒーショップを利用することが多く、サッと食ってサッと出る。それがドトールだと私は思っている。だがこうして、腰を据えて食事を摂るのも悪くない。
・8年前のドトールのシュークリーム
食べ終えて、何かもうひとつ食べたい気分でメニューを見たところ「珈琲店のこだわりシュークリーム」というのが目に入った。飯田橋のお店を訪ねた時に、こんなシュークリームはなかったような……。
そういえば、ドトールのシュークリームの記事って書いたっけな? 調べたところ、2015年4月にコーヒーショップの「シューシャポー」というシュークリームについて書いていた。
2015年当時、このシュークリームの販売価格はドリンク付きで390円。かたや、珈琲店のこだわりシュークリームはドリンク付きで995円!
いくらハイブランドとはいえ、倍以上の価格差がある。これもひょっとして、原材料費の高騰の影響なのだろうか? 8年の月日を経て、価格がアップした可能性もゼロではないはず。これも時代の流れか、時の重さを感じずにはいられないな……。
・撮影端末も進化
ちなみにその390円の商品がこちらだ。当時使用していたスマホで撮った画像は暗い……。この頃はiPhone5sを使っていたんじゃないかな? これでも当時は良く撮れていると思っていた気がする。
そしてこちらがこだわりシュー。単品500円だけあって、あふれんばかりにクリームが盛られている。なお、撮影端末はAndroidのPixel3。Pixelシリーズにおいてはすでに古いモデルではあるものの、iPhone5sとは比べ物にならないほどキレイに撮れている。テクノロジーの進化を垣間見える。
・そして自分は……
そういえば、シューシャポーを手にして自撮りもしていたんだったな。
当時を再現して、こだわりシューを手に写真を撮ってみると……。
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え!? 俺、ジジイやん!
2枚の画像を並べると、同じ40代の同一人物とは思えんほどジジイ!!
たった8年で人はここまでジジイになれるんか! 残酷だろ!! 時間の流れは残酷すぎるだろ!
・こだわりを感じる一品
ジジイ化した自分にショックを受けつつ、こだわりシュークリームについてレポートしておきたい……。
こだわりというだけあって、まずは生地の食感が素晴らしい。まるでメロンパンの皮のようなサクサクとした軽い歯ざわり。クッキーにも似た弾ける食感が心地いい。
中にはカスタードクリームがたっぷり。その上にはホイップクリームが山になっている。アクセントに、刻んだピスタチオを散らしてあるのもグッド。
ドリンク付き390円のシュークリームとは、比べ物にならないほど上質なスイーツであることがよくわかった。単品500円の値段にも納得。そして8年を経て、私のジジイ化に拍車がかかっていることを確信した次第である。
私だけじゃない、みんないずれ歳をとる。だから毎日を元気に楽しくすごそうぜ! 日々に感謝、明日天気にな~れ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 ドトール珈琲店 高円寺南口店
住所 東京都杉並区高円寺南4-26-12 福丸ビル2F
時間 8:00~21:00
参考リンク:株式会社ドトールコーヒー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24