みなさんは「ロータス ビスコフ」と聞いて、何のことか一瞬でお分かりになるだろうか? ロータスとはベルギーのお菓子メーカーで、赤いパッケージのビスケット『ビスコフ』が超有名。カルディとかで売ってるアレ、見たことないかな?
その「ロータス ビスコフ」と「クリスピー・クリーム・ドーナツ」がコラボ商品を出すと聞いたら、甘いモノ大好きっ子としては放っちゃおけねえ! これは絶対にウマいヤツ……と確信を持ってクリスピー・クリーム・ドーナツへ足を運んだところ……。
・ロータスとは?
まずは「ロータス ビスコフ」についてサラッと説明しておこう。コーヒーに合うビスケットとして知られる「ビスコフ」が日本でも有名になったのは、ここ10年ほどだろうか? 冒頭でもお伝えした通り、カルディコーヒーファームなどで取り扱われている他、カフェなどで見かけることが多い。
そのお味はガツンと甘く、これまたガツンとシナモンが効いたカラメル風味。「日本にはこういうの無いよな~」というハッキリした味わいで、単品ではなくやはりコーヒーありきのビスケットである。
根性がデブな私(サンジュン)は「ロータス ビスコフ」が大好きなのだが、やはり少々地味なのだろうか、これまで「ロータスが大好きなんです!」という人と会ったことが無い。ただカルディを筆頭に輸入食材店でレギュラーの座を勝ち取っていることを考えれば、ファンは少なくないと推測される。
・2回目のコラボ
さて、その「ロータス ビスコフ」と「クリスピー・クリーム・ドーナツ」がコラボ商品が、2023年3月8日から発売開始となった、その名も『クリスピークリーム with ロータスビスコフ』である。発表によると2回目のコラボだそうで、今回は3つの商品を発売するようだ。
多少はひいき目に見ても、ロータスビスコフのポテンシャルは相当高い。ドーナツになったら絶対にウマいに決まってる……! しかも今回が2回目ということは、前回が評判だったんでございましょ? 『クリスピークリーム with ロータスビスコフ』は完全な勝ちゲーム……かと思いきや。
結論を申し上げてしまうと2種類のドーナツ「ロータス ビスコフ カラメル クリーム」と「ロータス ビスコフ ビター チョコ」(どちらもテイクアウト価格324円・イートイン価格330円))は、そうでも無かった。普通に美味しいドーナツではあったが、期待値を超えて来たとは言い難い。
どういうことかと言うと、どちらも「別にロータス無くてもいいよね?」といった感じで、特にロータスビスコフの良さが活かされていなかった。普通に美味しいドーナツであり、普通に美味しいチョコレートドーナツである。ロータス抜きでも余裕で成り立つハズだ。
・どんでん返し
「まあコラボ商品なんてこんなもんなのか?」とやや残念な気持ちでいたところ、唯一のドリンク「クリスピー フローズン ロータス ビスコフ」(テイクアウト価格637円・イートイン価格649円))を飲んでビックリ仰天! めっちゃロータスやん!!
語彙力が無くて申し訳ないが、味はまさに「飲むロータス」以外の表現が思い付かないほど完全体のロータス。そうそう、俺はこういうのを求めてたんだよ! これぞコラボ商品だよ!! ロータス大好きっ子たちに自信を持ってオススメできるのは「クリスピー フローズン ロータス ビスコフ」以外にあり得ない!
どちらかといえばロータスは控えめな存在なので、今回のようなコラボ商品の話はしょっちゅう聞くものでもない。それゆえロータス大好きっ子たちは “圧倒的ロータス” を求めているハズ。その欲求に応えられているのは「クリスピー フローズン ロータス ビスコフ」だけであった。
というわけで、全国のロータス大好きっ子たちには「クリスピー フローズン ロータス ビスコフ」がオススメだ。自前で “追いロータス” をすれば、至福のロータスパラダイスが待っているぞ。
参考リンク:クリスピー・クリーム・ドーナツ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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