本日3月1日は豚の日らしい。なんじゃいそりゃあ!? あまり馴染みのない人も多いに違いない。なぜなら、この記念日はアメリカ合衆国のものだからだ。その名の通り、豚を祝う行事なのだという。

日頃かつ丼を食べまくっている私(中澤)。豚には激しくお世話になっていると言える。そこでリスペクトを込めてオススメの「とじないカツ丼3選」をご紹介したい

・とじないカツ丼とは

Googleで「かつ丼」と画像検索してみて欲しい。卵とじになったとんかつがアタマの丼ぶりが表示されるはずだ。多くの人にとって、卵を使用したかつ丼の概念はこれだと思われるが、とじないカツ丼とは、その名の通り、卵でとじられていないものである。

焼きカツ丼や後乗せ、半とじなど様々な流派や呼び方があるこのスタイル。共通点はとんかつがかつ丼と思えないくらいサクサクしていること。通常のかつ丼では味染みと引き換えに失ってしまうサクサクさが生きているのである。

・2日に1回食べてた

その感動が高じて『卵とじないカツ丼を探せ』という連載まで起ち上げてしまった私。記事にする前のかつ丼リサーチをインスタグラムに投稿しているので、その数を数えてみたら投稿数は24個だった。

何気なく昼に食べて投稿しなかったかつ丼とかも含めると、少なく見積もっても新年始まって30回は食べている。今が2月の末なので2日に1回はかつ丼を食べていた計算だ。そんな私のかつ丼ライフの中でも衝撃を受けたのが以下の3店である。



とんかつ 丸七

「焼きカツ丼」で知られる『とんかつ 丸七』は、肉が非常に美味しく食べ終わった後はいつも大満足。有名店ゆえに行列店だが、並んでも食べる価値があるトロける肉の旨みは、自信を持ってオススメできる。

卵とセパレートなゆえか素材の味がハッキリ出るイメージのとじないカツ丼。丸七の場合は、それゆえに肉へのこだわりもまたダイレクトに伝わってくる。卵とじない系カツ丼の王道の店と言えるだろう。

とんかつ ぱんぱん

一方、丸七ほどメジャーではないものの、肉の味は負けてなかったのが『とんかつ ぱんぱん』。むしろ、肉にパンチを求める人はこちらの方がオススメかもしれない。

さらに言うと、丸七ほど行列になっていないのは良いところ。外観から漂うインディーズ感も愛すべきとじないカツ丼店だが、クオリティーはガチである。

かつ丼 大樹

卵とじない系カツ丼の中でも変わり種が『かつ丼 大樹』だ。パッと見ひなびた弁当屋であるこの店。しかし、その素材へのこだわりはガチで肉も卵もしっかりウマイ。では、何が変わり種なのかと言うと……

ご飯が高菜飯なのである。一瞬、盛りすぎな気もしたが、食べてみると、高菜のシャクシャクがかつ丼の味とマッチして新たなB級グルメと言っても過言ではないくらい癖になる味。これ食べに名古屋に行きたいレベルだった。

・卵とじないカツ丼は深海

以上。『卵とじないカツ丼を探せ』では現在13店をご紹介したところだが、その中でも上記3店は深く印象に残っている。他にどんな店があるのか気になる方は連載を確認していただけると幸いだ。

日々、我々に喜びを与えてくれるかつ丼。そんなかつ丼の美味しさがあるのも全て豚のおかげだ。ありがとう豚さん! これからも感謝していただきたい。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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