先日、群馬県内をドライブしていたら謎のコンビニを発見した。いわゆる田舎っぽいコンビニではなく、都会的な雰囲気を放つ新型のコンビニである。その名も「さくらみくら便利店」……ここは本当に群馬なのだろうか。いくらなんでもオシャレ過ぎる。
軽く調べたところ、なんと「すき家」や「なか卯」などの外食産業を中心に手がけるゼンショーの “全く新しいコンビニ” らしく、現在(2023年2月15日時点)群馬県内に9店舗展開しているという。なんならサンジュン記者も絶賛していて……
「セブンにさえ勝てるコンビニ」なのだとか……マジかよおい。そこまで言うなら入ってみようではないか!
・さくらみくら便利店
私が訪れたのは群馬県館林市の「さくらみくら便利店」。公式サイトによると「日本発のコンビニとして、桜の花のように地域に根差し笑顔を届ける存在になりたい」という。
先述の通り、さくらみくらはゼンショーグループが運営するコンビニ。店内調理に力を入れているそうで「出来立てにこだわり、店内調理でお作りするあつあつのお弁当」が、どうやら目玉っぽい。んで、店先にはカフェのようなベンチやテラス席もある。たしかに新しい。
入店してまず目に留まったのは「みくら食堂」。24時間お店で手作りしているそうだ。メニューは唐揚げ丼やメンチカツカレー、ミートソースパスタ、モツ煮など豊富なラインアップ。2022年11月に1部メニューに変更があったらしい。
試しに「唐揚げ丼(518円)」をタッチパネルで注文してみる。トッピングの有無やセット注文もできるもよう。まるでコンビニ内に弁当チェーンの注文カウンターがある感じだろうか。伝票を受け取って、他の商品と一緒にレジでお会計をするという流れだ。
もう少し店内を見て回ろう。店内炊きのおにぎりも気になるぞ。また群馬ってことで、Jリーグ「ザスパクサツ群馬」の応援グッズ等が揃っているようだ。とにかく店内全体が “新しいコンビニ” らしく華やかな雰囲気。開放的なイートインスペースもありました。
結局、みくら食堂のおむすび(紀州南高梅)も購入することに。梅とゆかりの組み合わせ。店で炊いたご飯はうまかった。しかしそれよりも……
唐揚げ丼が大当たり。揚げたての大きな唐揚げが3つに刻み海苔とマヨネーズ付き。そんでもって、ふっくら美味しいご飯……まるで弁当屋さんのできたて弁当。レンチンのコンビニ弁当は毎日食べられないけど、みくら食堂のご飯なら毎日でもOKって感じの美味しさである。
つまり、テイクアウト専門の弁当屋さんがコンビニと合体したようなイメージだろうか。24時間営業なのもナイス……しかしなぜ群馬だけ。聞くところによると「実験段階」とのことなので真相はわからず。今後の展開に勝手に期待しておこう。
もし近所に「さくらみくら」がオープンすることになったら、大手コンビニよりもテンション上がる。珍しいというのもあるけど、できたて弁当が美味しいし、何より華やかな外観が日本らしくて好きだ。たしかにセブンに勝っちゃうかも……!
というわけで、皆さんも群馬発の新しいコンビニ「さくらみくら便利店」に注目しておいてくれよな!
参考リンク:さくらみくら公式サイト
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.