たまに飲みたくなるコスタコーヒー。皆さんもコンビニとかで見たことがあると思う。味の評価は完全に個々の好みによるのだろうが、「ちょっと高いヤツ」みたいな印象については多くの方が同意すると思う。

ボスなど500mlで150円程度のコーヒーが並んでいる横で、コスタは265ml入りが170円とかだし。それでもコスタ特有の味が欲しくなると、高いとは思いつつも買ってしまう。

今回も急なコスタ欲求が生じて職場近くのセブンに入ったのだが、そこで初めて1リットル入りの紙パック版の存在を知ることに。しかもお値段は321.84円! は? ペットボトルより圧倒的にコスパ良いじゃねぇか! 

・紙パック版

こんなのあったのかよ。ググってみると、コカ・コーラ社の公式HPに1リットルの紙パック版はセブン&アイグループ限定だと書かれていた。

後で家の近所のセブンを数軒回ってみたが、どこも売っていなかった。取り扱いの有無は店舗によるもよう。どうりでこれまで見たことが無かったわけだ。

ラインナップは「コスタコーヒー マスターズブラック(無糖)」と「コスタコーヒー マスターズブラック(加糖)」の2種。ペットボトル版のようにラテやエスプレッソみたいなのは無いもよう。

私はブラック派なのでフレーバーについては全くOKだ。今後はもう紙パック版一択だな。さらば高いペットボトル版……ん? 待てよ?


よく見ると、これまで飲んでいた265mlのペットボトル版は「ブラック / 豊かな香りと芳醇なコク


紙パック版は「マスターズブラック無糖 / 甘い香りとすっきりとしたコク


深く考えずどちらも同じブラックコーヒーだと思っていたが、違う味な可能性。どうやら紙パック版は、同じくセブン&アイグループ限定で販売されている260ml入りのボトル缶版と同じバージョンのブラックらしい。


・かなり違う

ペットボトル版を切り捨てるのは早計だったかもしれない。飲み比べてから判断する必要がありそうだ。ということで、まずはいつものペットボトル版。


そんなに香りが強い方ではなく、味も全体的にすっきりした軽い感じだと思う。けっこうはっきりと酸味があり、それもまた重要な側面のうちの一つではなかろうか。酸味の後からスモーキーさを感じる苦味がフワッとくる感じ。


続いては紙パック版。


あっ、開けた瞬間でもう違うっすね。どう考えても紙パックの方が香りが強い。口の広いグラスに入れるといっそう香る。

風味もけっこう甘いぞ! 無糖なので、砂糖特有の粘度を感じる甘さではない。舌からというよりは香り経由で伝わる系の、非常に軽い甘さだ。でも甘い要素が希薄なペットボトル版と比べると明らかに甘い。

そして酸味はほぼ無い。全体的に主張が強く、濃くて重い質感だ。でも濃厚というほどではない気がする。何にせよ、ペットボトル版とは真逆の方向性を感じる。これはこれで良いぞ!

ということで、ペットボトルと比較して圧倒的コスパの良さから、今後はこれ一択かと思われたセブン限定の紙パック版1リットル入りコスタコーヒー。

飲み比べてみると完全に味が別物だったので、今後もペットボトル版の需要は継続するもよう。しかし、紙パック版もこれはこれでウマい。

しかも、紙パック版と同じ味だと思われる260ml入りのボトル缶版「マスターズ ブラック無糖」は私が利用したセブンで170円。紙パック版のコスパが良い点に変わりはない。今後は紙パック版メインで、たまにペットボトル版って感じかな。

参考リンク:コカ・コーラセブンイレブン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼よく見る265mlのペットボトル版。

▼加糖版は香りだけでなく味も明確に甘くなる。お値段は無糖と同じく321.84円だった。