タピオカミルクティーブームが去って、雨後のタケノコのように乱立していたタピオカ屋は激減。
そんな中、今でも根強く行列が続いているのが台湾発の「ゴンチャ(GongCha / 貢茶)」である。ブームが去っても衰えることのない人気。つまりこれが本物ってやつなんだろう。
タピオカミルクティー店としての地位を確立した……といっても過言ではないわけだが満を持して、セブンイレブンからゴンチャのペットボトル飲料が発売されたぞ〜!
・ゴンチャ×セブン
ゴンチャにはたくさんのメニューがあるのだが、このたびセブンイレブンで発売されたのは
・黒糖烏龍ミルクティー
・阿里山(ありさん)烏龍ピーチティーエード
の2種類。片方がミルクティーで、もう片方はフルーツティーというバランス。ちなみに、タピオカは入ってない。
どちらも容量は400mlで価格は181円。ちなみに製造を担当したのは「午後の紅茶」シリーズでおなじみのKIRINである。
本家のゴンチャはSサイズでも1杯500円くらいすることを考えるとめっちゃ安い。しかも、コンビニだと並ばなくていいのもありがたい。
・本家のほうと飲み比べてみる
さて、気になるのは本家との味の違いである。これまでもスタバとかコメダとかドトールとか猿田彦珈琲とか、いろんな店のドリンクがチルドカップもしくはペットボトル化されてきた。
でも「これはこれで美味しいけど、本家の味わいとは違うんだよなあ」みたいな仕上がりになりがちなのも事実。
そこんとこ、ゴンチャのペットボトルはどうなんだい!?
……ってことで実際にお店で同じ商品を買って飲み比べてみることにした。価格とオーダー内容は以下の通り。
・黒糖烏龍ミルクティー (Sサイズ 甘さ普通) 540円
・阿里山(ありさん)烏龍ピーチティーエード (Sサイズ 甘さ普通)480円
ペットボトルに比べるとだいたい価格は3倍くらいか。注文したあと5〜10分くらい待って受け取り。
スタバもそうだけど、ゴンチャはこの受取までの「待ち」が長い。暑い時期だとちょっとしんどいんだな。
ペットボトル版と並べるとパッと見は似ている。とくに「阿里山烏龍ピーチティーエード」の方はそっくり。
ただし、黒糖烏龍ミルクに関しては、本家は底の方に黒糖シロップが沈殿していて、混ぜながら飲むけど、ペットボトルの方はあらかじめ混ざってる。
で、実際飲み比べてでみたのだが……
ビックリするくらい、ペットボトルは本家と味が似ている! 甘さはペットボトルの方が強めなんだけど、かなりいい線いってる!!
・これはクリカンか、アイデンティティ田島か
モノマネにたとえて言うならば、ペットボトル版のゴンチャは栗田貫一のルパンとか、アイデンティティ田島の悟空のモノマネくらい似ている。かなり本家に似せている感じ。
同じモノマネ芸でも、いやらしいくらい本家の個性を強調して笑いを取っていくキンタロー。とか、五木ひろしをロボット化させるコロッケのモノマネとは違う。
ルパンなんか、山田康雄が亡くなったあとはモノマネやってたクリカンが声優をやってるわけで……。
特に「黒糖烏龍ミルクティー」は秀逸。本家よりもペットボトルのほうが烏龍茶と黒糖のエグみが無いような気すらする。
強いて言えば「阿里山烏龍ピーチティーエード」の方はペットボトルの方はややジュースっぽい。本家のほうが阿里山烏龍茶のスッキリした苦味と香りが楽しめるかな……って感じである。
でも、どっちもかなり本家の味わいに近いのは間違いない。それでいて値段は1/3ほど。かなりの大サービスである。
ただ、ゴンチャに並んでいる人のオーダーを見た感じ、ゴンチャではタピオカやゼリーをトッピングして飲む人が多いから、コンビニでお茶だけ売ったって問題ないんだろう。
紅茶派としては、コンビニで買えるお茶系ドリンクの中ではかなりレベルが高いと思うのでリピートすると思う。いやあ、恐れ入りました! ゴンチャ好きならオススメ!
参考リンク:プレスリリース
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
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