2023年1月22日、44年の歴史に幕を下ろしたウェンディーズ・ファーストキッチンの渋谷店。……が、その他の店舗はまだまだ元気に営業中! その証拠に1月26日からは、2種類の生パスタを発売している。

1つは「やみつきボロネーゼ」で、こちらはまあいい。気になるのはもう1つの『自分で作るミートソース』である。自分で作る……ミートソース? ちょっと意味が分からない人が多いと思うが、実物を見れば納得するに違いない。なるほど、その手があったかと──。

・自分で作る?

パスタはハンバーガーと並ぶ、ウェンディーズ・ファーストキッチンの看板メニューである。特徴的なのは「生パスタ」が使用されていることで、モチモチ食感がなかなか良き。というか、イマイチな生パスタってほぼ無いよね。

それはさておき、気になる『自分で作るミートソース』とはどんなパスタなのだろう? さすがにお客さん自らが調理するわけではないだろうが、大変興味をそそられるメニュー名であることは間違いない。

・さあ、みんなで考えよう

というわけで、ウェンディーズ・ファーストキッチンで発売開始直後の『自分で作るミートソース』をオーダー。価格は850円だ。どのあたりが “自分で作る” なのか? 何をもってして “自分で作る” を名乗っているのか? どうぞ、読者のみなさんもお考えいただきたい。

それではシンキングタイムスタート!


チッチッチッチ……。


チッチッチッチ……。


チッチッチッチ……。


チッチッチッチ……。


デデン!


それでは正解発表です!!


ウェンディーズ・ファーストキッチンの『自分で作るミートソース』とは……


こちら!


つまり……


ハンバーーーーーーーーーグ!!!!!


そう、ウェンディーズ・ファーストキッチンの『自分で作るミートソース』の正体は「ハンバーグミートソース」であった。なるほど……その手があったか。……って、一休さんかよ!


・ハンバーグだった

要するに「ハンバーグをお好みの大きさに崩して食べてくださいね。どちらもひき肉の料理ですから~」というワケ。ふむふむなるほど……その手があったか。……って、やっぱり一休さんじゃねえか!

気になるお味は「おいしいミートソースとハンバーグ」であったが、ハンバーグはさほど焼き目も無く “なるべく大きいひき肉の姿” を装っているのが印象的であった。いや、バレてるけども! 誰も「大きなひき肉だなぁ」とは思わんけども!!

とはいえ「ハンバーグミートソース」ではさほど興味が惹かれないところを『自分で作るミートソース』と命名したウェンディーズ・ファーストキッチンは、とんちが効いていて非常によろしいのではないだろうか? まさかシレッとハンバーグがのったパスタだとは誰も思わないハズだ。

というわけで、ウェンディーズ・ファーストキッチンの『自分で作るミートソース』は、斬新な手口のパスタであった。あたり前だが非常に肉々しいメニューなので、興味がある方はぜひ1度ご賞味いただきたい。

参考リンク:ウェンディーズ・ファーストキッチン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.