新型コロナウィルスの影響もあるのか、ここ数年は忘年会を開催しない企業も多いと聞く。代わりに食事券が配布されることなどもあるようだが、それはそれで寂しい気がするのは私だけだろうか? 上司さえいなければ、忘年会は非常に気楽で有意義な時間だ。そう、上司さえいなければね。
昨年末、我々は上司抜きの忘年会を2年連続で決行した。超高級中華料理店で総額30万円以上を使ってやったワケだが、私には気になることが1つだけあった。「もしかしたら上司に寂しい思いをさせているのではないか?」と──。
・上司抜きの素晴らしさ
当サイトで先日公開された記事「上司不参加の忘年会、超高級中華で酒池肉林の大豪遊! → 後日領収書を見せたら返り討ちにあったでござる…」をご覧になっていただければわかる通り、我々はそれはそれは好き勝手に飲み食いをした。いや、しまくった。
結局は1人当たり3万円、総額33万円オーバーの大豪遊となったが、その理由はひとえに「上司がいなかったから」であろう。仮に上司から「好きなだけ頼んでいいよ!」と言われても、どこかでブレーキをかけてしまうのがサラリーマンの悲しき性(さが)なのである。
要するにどんなに人が良かろうと、そこにいるだけで気を遣わざるを得ないのが上司という存在。本当の意味での “無礼講” など、実際にはなかなかあり得ないのが実情だろう。だがしかし……。
・寂しい思いをさせていないか?
「アホの上司」でお馴染みの我々のボス “Yoshio” は、そんじょそこらの上司とは比較にならないほど親しみやすい上司である。これまで私もいくつかの会社でお世話になってきたが「Yoshioほど気を遣わない上司はいない」と断言していい。
当人がアホであること大前提として、強い庶民派感覚を持つYoshioは上から目線で物を言うことがない人物だ。過去8年間、私自身は何かを命令された記憶もなく、どちらかと言えば友達のような感覚である。
それゆえ上司不在の忘年会は「ちょっとYoshioさんに寂しい思いをさせてるかな~?」と後ろ髪を引かれる思いがあった。もしも寂しい思いをさせていたのなら、それは本当にすません! Yoshioさん、ぶっちゃけ寂しいですか?
Yoshio「え……全然寂しくないよ。だって毎日会ってるじゃん。本当に寂しいとかは思ったことないなぁ」
そういうことじゃねーんだよ……とは思いつつも「全く寂しくない」と言うYoshioに一安心。じゃあ、みんなが好き勝手やってる記事はどんな感情で読んでるんですか?
Yoshio「そうだなぁ、なんか微笑ましいよね。ハッピーというか。みんな楽しそうでいいじゃん」
この男、真性のアホなのか、それとも超人格者なのか? いずれにせよ我々にとっては好都合でしかないが、じゃあ逆にどんな忘年会だったら参加したいですかね?
Yoshio「俺は本当に高い店が苦手なんだよ。緊張しちゃうから。だから日高屋とかサイゼリヤなら参加したいかも」
……なるほど。まあ、それはそれで楽しいことだろう。とはいえ、今年も上司抜きの忘年会を超高級店でやりますけどね! ド肝が抜かれる超高級店でね!! いいですよね? Yoshioさん?
Yoshio「いいし、止めてもやるじゃん! あなたたち」
はい、やります。
結果的にYoshioの株を上げる内容となってしまったが「部下から好かれる上司像」の貴重なサンプルになったのではなかろうか? 特に部下との関係に悩む全国の上司たちは、ぜひ参考にしていただきたい。今年の年末も好き勝手やりたいと思います。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼先日も外反母趾トークで盛り上がってました。