「えぇっ! もう2022年終わるの~~っ!?」年末になるといつも叫びたくなる。早くない? ねぇ、めちゃめちゃ早くないですか!?

年末のせわしなさって、もはやお祭り騒ぎだ。筆者の身の回りでも日々ドンチャンと年越しの準備が進められている。この忙しさ、目が回りそうだけど 正直キライじゃないんだよね。

読者の皆さま&編集部の皆さま、2022年も高木はるかを支えてくださって本当にありがとうございました! ということで、この1年で書いた中からお気に入り記事を5つご紹介させてもらうぜ~っ!!

先ほど数えてみたところ、2022年で筆者は28都道府県へ出かけていたようだ。今年はあまり出かけられなかったとばかり思い込んでいたため、この結果には自分が一番驚いている。

それを念頭に置いて記事を見返してみると……なるほどたしかに地方・旅行ネタが多い。それならば、筆者のベスト記事は『地方ネタ5選』とさせていただこうじゃないか!


【日本一!?】300種類以上のビールが揃うコンビニを直撃取材したら、意外過ぎる事実が判明した! / 横浜ハンマーヘッド

神奈川県横浜市にある商業施設『横浜ハンマーヘッド』内で営業している、数字がつく某大手コンビニの取材記事である。

取材当日は 店内にみっちりと並べられた300~500種類のクラフトビールを前に、「ひぇぇ~~」というため息みたいな声が出たことをよく覚えている。

現地へ行けばお店の魅力は嫌というほどわかるのだが、「もともとは普通のコンビニだった」「コロナ渦の方向転換でビールを仕入れ始めた」「もともとお酒を飲まなかったオーナーが、品揃え日本一を目指すうちビールの沼にはまった」などなど、裏話をご本人から聞けるってのが取材の醍醐味じゃないかしら。

──読み返しているうちにビールが飲みたくなってきたな。新しいビールとの出会いを期待して、また行こ~っと!


信楽に “日本一大きいたぬき” を探しに行ったら「限度ってもんがあるだろ!」って叫びたくなった【巨大たぬき怒涛の11連発】

日本一というつながりで言うと、滋賀県信楽(しがらき)町にある “たぬきの楽園” も衝撃的だった。たぬきといっても本物ではなく『信楽焼』。信楽町は、たぬきの置物の一大生産地なのだ。

焼き物屋の店頭には看板代わりに巨大なたぬき像が飾られていることがあり、その中で一番大きいものを探そうというのが当企画である。

ノープランで現地に向かったのだが、実は巨大たぬきの半分以上はコンクリート製。しかしその事実にガッカリしたかというとまったくで、逆に4.5mほどもある巨大たぬきの中に本物の信楽焼製があるということに興奮してしまった。おまけにコンクリート製も含め、すべてのたぬきが店主たちから深く愛されていたのだから……!

終盤に出会った(おそらく)日本一大きなコンクリートたぬきは、きっと読者の皆さまの想像を超えてくるはずだ。


【鉄道ファン必見】情報の宝庫!『レールウェイマップル 全国鉄道地図帳』で国鉄の廃線路を辿るロマン旅をしてみた

たぬきとは対照的に、こちらの記事ではガチガチにプランを組んで出かけている。というのは1945年以降に存在した鉄道路線がすべて載っている地図を使った、かつて電車が走っていた廃線区間をたどる旅だったから。

今回めぐった国鉄柳ヶ瀬線とJR北陸本線の滋賀-福井区間は、大部分が国道365号線に転用されていた。

日本で2番目に古いという全長1352メートルの『柳ヶ瀬トンネル』を走ったり、廃道となった『小刀根トンネル』の内部に蒸気機関車の煤が残っているのを見たり、かつて敦賀港があった場所で線路の終着地点を眺めたり、あまりのエモさに情緒が不安定になった。

全編にわたって歴史の重みを感じまくり、忘れたくても忘れられないほど印象に残った旅である。


【衝撃】日本唯一の『階段国道』を歩いたらまさかの場所に! 幼少期のトラウマが蘇った “怖すぎる帰り道” とは…

面白い道といえば青森県外ヶ浜町、竜飛岬(たっぴさき)にある国道339号線、通称『階段国道』もはずせない。どんな道かっていうと、言葉通り 国道として指定されているにもかかわらず階段という珍スポットなのだ。

国道339号線が指定されたのは1974年のこと。当時の「崖があって車道を作れないなら、とりあえず階段を国道に指定しよう」という話の流れは現代じゃ絶対にありえない。

おおらかな時代であったと同時に、全国各地で早急に国道を制定する必要があった……つまり、急激に国が成長していた時期なのだと思うと、経済停滞世代としては多少の羨ましさを感じる。


ちなみに、石川さゆりさんの名曲『津軽海峡冬景色』の舞台となった場所でもある。遠くにかすむ北海道を眺めながら歌えば、まるで映画の主人公になったような悦(えつ)が味わえるぞ!


【衝撃】北海道の道の駅CMに出演するイケメン外国人ダンサーの詳細がヤバすぎた…

最後にご紹介するのは、北海道厚岸(あっけし)町にある『道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ』で出会った謎のダンサーに関する記事だ。

道の駅のCM、オリジナル商品、看板、ポスターと、あらゆる場所に採用されているセクシーな男性ダンサー。てっきり厚岸町出身なのだと思って女性スタッフに話を聞いたところ、まさかの「誰か知らない」という答えに仰天したんだよな。

驚くべきことに、運営会社の広報担当に問い合わせても答えは「わからない」。その後も気になって時々調べているのだが、男性の正体は現在も謎のままである。気になって仕方ないから誰か教えてくれよ……!


・地方の魅力をお伝えしたい!

地方大好きライターとして、「全国各地に面白い場所がいっぱいあるぞ!」と興味を持ってもらいたくて記事を書いていることが多い。

日本って、思っている以上に広いのだ。魅力的なスポットはまだまだ存在する。

筆者の目の黒いうちにそのすべてを取材し……いや、さすがにすべては無理かもしれないが、それぐらいの勢いと気概で記事を作っていきたいと思っている。皆さま、2023年もロケットニュースと高木はるかをよろしくお願いいたします!

執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.