2021年は「スラリとした女子」に、2022年は「女子レスリング代表」へと私を変身させてくれたアディダス(adidas)のウィメンズ福袋。ところが! なんと2023年は、ウィメンズ福袋の販売が無いのである! マジか……失って初めて存在の大きさに気づくなんて〜!
とはいえ多様性の尊重が叫ばれる昨今においては、ウィメンズとかメンズという分け方そのものがナンセンスなのかもしれない。代わりに『ユニセックス福袋』が2パターン発売されたので、どちらが “しいて言えばウィメンズっぽいか” を比較してみよう。
・オリジナルスとパフォーマンス
2023年アディダス福袋は『オリジナルス福袋』と『パフォーマンス福袋』の2種類がメイン(どちらもユニセックス)。そう言われても全くイメージがわかないので両方購入してみた。
『パフォーマンス』は……ものすごくシンプルな “ジ・アディダス” って感じ。こちらに関しては原田記者がレポートしてくれたので、詳しくは原田の記事をご覧いただきたい。
そして『オリジナルス福袋』の中身は以下のとおりだ。商品名は型番をもとに調べたもの、カッコ内は私が感じた印象となっている。
・トラックジャケット(黒とベージュのジャージ上)
・パンツ(黒とベージュのジャージ下)
・ショートスリーブTシャツ(白T)
・クルーネックTシャツ(黒T)
・クラシックバックパック(ナイロンのリュック)
・予約特典の白い袋
これで価格は1万2100円(税・送料込み)。中身の総額は3万とんで380円とのことだが……「そんなにするか?」というのが正直な第一印象だ。1万8280円得した計算になるらしい。
評価するべきはジャケット、パンツ、Tシャツに “セットアップ感” があること。
ベージュと黒でデザインされた3本ラインがイイ味出してる。オシャレ度でいえば『パフォーマンス』を圧倒しているといえよう。
サイズはXS〜2XLの中から選べる。私が購入したのはLサイズだが……
ユニセックスにしては少し小さめな気もした。ゆったりめに着たい人や男性は、通常より大きいサイズを狙ったほうがいいかもしれない。
バックプリントが目をひく黒いTシャツには『adidas originals』の文字が。
実はアディダスには元々、レトロな三つ葉ロゴを用いた『adidas originals』というコレクションがあるらしい。そういう意味の『オリジナルス福袋』とは全く気づかなかったな。
リュックは例年通りのシンプルなデザイン。通勤通学で使用するには少し頼りないものの、日常の買い物やジム通いなどに重宝しそう。
・交換してみる
以上が『オリジナルス福袋』の全貌である。ここだけの話『メンズ』とバッチリ表示されている商品もあったが、要は似合うかどうかだ。
『パフォーマンス』の原田記者と並んでみたところ………………う〜〜〜ん。別に「どちらがウィメンズっぽい」とも「メンズっぽい」とも思わないかも??
服を交換してみても同じ。元も子もない結果だけど「男も女も、自分が好きなほうを買え」ってことなんだなぁ。ちなみに『パフォーマンス』のほうが服の枚数は多いが、定価は『オリジナルス』が約2000円高いぞ。
よって「とにかく服がいっぱい欲しい」「シンプルなデザインが好き」って人はパフォーマンス、「個性的な服が欲しい」「ちょっとでも得したい」って人にはオリジナルスがオススメだ。12月21日時点ではどちらの福袋もまだ在庫があるようなので、気になる人はアディダスの公式通販サイトを確認してくれ。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.