スマホ用のニュースアプリ「スマートニュース」が2022年12月13日、今年のスマートニュースアワードを発表した。その「読者投票賞」に、なんと! 当サイト(ロケットニュース24)が選ばれたのである! ありがたいことに、2020・2021・2022と3年連続の受賞となった

12月19日に都内で受賞式が行われ、われわれも出席したのだが、その贈呈式のステージに上がった編集長のGO羽鳥は、緊張しすぎて顔が強張り、ノーメイクで豚汁王になる始末。おまけに受賞挨拶では、緊張がピークに達してバグる事態に……。

セロテープなしのノーメイクで豚汁王、トンジラー羽鳥の勇姿をご覧頂きたい。

・会場の八芳園へ

受賞式が行われたのは、東京・白金台の「八芳園」である。歴史ある式場で1万2000坪の敷地に庭園を有しており、今年5月には米バイデン大統領が来日した際に、夕食会が催されたのだとか。


私(佐藤)のような職質常連、ほとんど無職のチンピラみたいな格好のおっさんにはおよそ縁のない場所だ。施設に入ると、庭を清掃しているスタッフに「八芳園へようこそ」と挨拶されてビビり上がってしまった。すみません、私のようなものが来てしまって。革ジャンに厚底ブーツで来たことを後悔してます……。


施設1階の会場に行くと……。めちゃくちゃ広い! そして人がたくさん!! まずいところに来ちまったなあ。どう考えても浮きまくり……。


席の最前列に行くと、アホの上司YoshioとGO羽鳥がいた。受賞者なので最前列に席を設けて頂いたらしい。革ジャンで来てしまった私が言うのも何だが、Yoshioはジーパンにトレーナー。友達のライブでも見に来たような格好じゃねえか!


・ノーメイク豚汁王

開始時間になって、スマートニュース取締役COO兼チーフエンジニアの浜本階生氏のオープニングスピーチがあり、執行役員・日本コンシューマー事業責任者の野辺一也氏の同社の今後の展望に関するプレゼンテーションを経て、いよいよ受賞式へ

スクリーンには「読者投票賞 ロケットニュース24」がデカデカと表示されている。マジかよ! ロケットニュースすげえな!!


「編集長、GO羽鳥さん。ご登壇ください」とのアナウンスを受けて、羽鳥は壇上へ。その背中が凛々しく見える。


まずは深々とお辞儀。決めるところは決める男、GO羽鳥。気合いの入ったいいお辞儀だ、男前!


そして浜本氏にも一礼してステージ中央へ。


「このような立派な賞を頂けることを光栄に思います」とか何とか言って、恭(うやうや)しく盾を賜る


そのまま記念撮影! まずはオフィシャルのカメラマンにポーズ。


それにしても、浜本氏の笑顔の素晴らしいこと。さすが、フォーブス日本版の日本の起業家ランキング2020で1位に輝く実績をお持ちだ。スマートニュースをここまで成長させた男の自信にあふれる笑顔。輝いている!


一方、弊社のGO羽鳥は……


カチカチの笑顔じゃねえか!


緊張で脂汗かきすぎて額もテカテカ!

照明を反射しすぎだろッ!!


続けてピンで記念撮影。


表情筋がカチコチにこわばってる!


ノーメイクで豚汁王になっちゃってるゥウウウッ!!


・切磋琢磨おじさん

まあ、彼が緊張するのも無理もない。有名メディアの関係者(+オンライン配信)を前にして、受賞スピーチをしなければいけなかったからだ。おそらく私が彼と出会ってからの12年で、今日が1番緊張している。すっぴん状態で豚汁王になるのも納得の状況である。



彼はスピーチでこう語った。

羽鳥「私たちは14年サイトを運営しています。年を経るにつれて、みんな仲良しになってます。しかし、なあなあになっている訳ではなく、緊張感をもってサイトを運営しています。日々切磋琢磨です」


羽鳥「テキスト(文字)よりも動画の時代ですが、これからも切磋琢磨してやって行きたいと思います」


羽鳥「来年も賞を頂けるように、切磋琢磨してがんばりたいと思います」


何回切磋琢磨っていうんだよ! バグってんのか!? 司会の方の様子をチラ見しているところを見ると、助け舟を求めているのかも……。


・緊張からの解放

そんな訳で、緊張のスピーチを終えていくつかのプログラムを経て、そのまま懇親会へ突入。八芳園は結婚式場も兼ねているので、提供される料理はどれも上質。レベルの高いパーティーフードが次から次へと出てくる。



極度の緊張でお腹が空いているであろう羽鳥のために、美味そうなものを見繕って取ってきた。


この寿司、立食パーティーで食えるレベルじゃねえ! めちゃくちゃ美味そうやん!!


「これ食っていいの?」というと、羽鳥はまず春巻きにかぶりついた。


羽鳥「ちょっと待って、これウッマ!」


羽鳥「これ、マジで美味い! これマジで美味い!!」


劇的ビフォーアフターである。人は環境でこれほどまでに顔の濃さが変わるのだ。ビフォーがゴルゴ(デューク東郷)みたいに見えるのは気のせいではない


羽鳥「寿司も食っていいんだよね。いただきま~す!」


羽鳥「ひと口で食べちゃうもんね~!」


羽鳥「美味ひ! コレ、美味ひ!」


繰り返す、劇的ビフォーアフターである。ビフォーが「能面」だとしたら、アフターは「ひょっとこ」だろう。そしてビフォーが葬式なら、アフターはフジロック。顔つきだけで心の中が手に取るようにわかるな。


最後にデザートのプリンで喜び爆発! 人間は極度のプレッシャーにさらされた後にそこから突然解放されると、このようにぶっ壊れるのである。


・読者の皆さんのおかげです

とにかく、3年連続で読者投票賞を頂けたことを喜ばしく思います。これもひとえに読んで頂ける読者の皆さんのおかげ、それに尽きます。本当にありがとうございました

図らずもこの日、受賞式に参加した4人(Yoshio・羽鳥・佐藤・瓦野)は初期メンバーであり、出会った当時、このような未来が訪れることを考えもしませんでした。もがくように溺れるように前に進みながら、息をつぐのがやっとの毎日だったと記憶しています。

毎年年末に「来年はどうなってるかわからない」と、Yoshioとよく話したものでした

上手くいかないことや苦しいことも多々ありましたが、それでも立ち止まることなく続けて来られたのは、読者の皆さんがいたからこそです。まだまだ至らないところが目につく古参メディアですが、これからもご愛読のほどを。


2023年もロケットニュース24をよろしくお願いいたします!


参考リンク:スマートニュースアワード
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼表情筋カチコチのGO羽鳥の受賞スピーチを4K動画でご覧ください