マルちゃん『赤いきつね緑のたぬき』は、なぜだか無性に食べたくなるタイミングが定期的に訪れるカップ麺だ。食べたが最後、しばらくやみつきになるという人も多いだろう。この状態になってしまうと、もう誰にも止められないから厄介なのである。

ここまで人を虜にする理由について詳しいことは不明だが、お店の本格的なそばやうどんではなく『赤いきつね緑のたぬき』だからこそ「絶対に食べてやる」って気持ちになるのかもしれない。

さて、ここで我々を悩ませるのが “急に食べたくなった時のためのストックを、家族など誰かに食べられないようにどこに隠しておくべきか” という問題だ。私などストックしておいたものを家族に食べられ、大喧嘩に発展した記憶もあるほどなのだが……何かいいテはないのだろうか?

・真剣に考えた

「何かいいテはないのか」と会社で悩んでいると、2人の男が「俺も答えを知りたい」と集まってきた。この問題に悩んでいる大人、意外と多いんだな。

うたぐり深い羽鳥編集長は「分かりやすい場所に置くと、誰かに食べられしまう」と悩み、ダイエット中の原田記者は「分かりやすい場所に置くと、自分で食べてしまう」と悩んでいるようなのだ。どこかイイ感じの隠し場所はないものか?


……と、その時だった!



原田「ひらめいたァ!!!」


最初にいいテをひらめいたのは、最近ワールドカップのことで頭がいっぱいな原田記者。ビニール製のサッカーボールを握っている様子だが、一体どうするつもりなのか?


すると……



あぁっ!? サッカーボールの中から『緑のたぬき』が!?!?


なんとサッカーボールに切り込みを入れ、中に『緑のたぬき』をストックする作戦に出たらしい。このサッカーボールは原田記者のデスクにいつも置かれているため、中に『緑のたぬき』が隠れていたとて、はたから見れば全く変化に気づかないだろう。

おフザケと見せかけて実は巧妙に仕組まれたストック方法……なかなかやるな。



おおっと!? ここで羽鳥編集長も名乗りを挙げた!!!


原田に先制ゴールを許したことがよほど不本意だったらしい!



黙って上を指差す羽鳥……このポーズは何を意味するのだろう?



一体なにを…………





ああっ!?



羽鳥「ナイスキャッチ、そしてナイスなアイデア!!!!」


なんと天井に『赤いきつね』を吊るし、食べたい時にヒモで引っ張るという奇想天外な手段を考案した羽鳥! あまりにワンパクなストック方法だが、一体いつから準備していたのだろう? しかもけっこう手慣れている気がするな?

たしかにこれなら場所を取らないどころか、デッドスペースたる天井が活用できて超合理的である。さすがはウチの編集長、目のつけどころが違う!


・負けてらんねぇ

そして最後は……私の神がかり的なアイデアをご覧いただきたい。


それが……こちらです!!!!


「ただのオシャレなハットじゃん」って思うよね?


実はコレ……中に『赤いきつね』が入ってるんだよね〜〜〜ッ!!!! 全然気づかなかったでしょ!? 意外性、ファッション性、収納力どれをとってもかなりの高得点と言えるのではないだろうか? もうコレが1位でいいっしょ?? いつ競争になったのかは不明だが。


・結果発表〜!

そこからは各自が「自分のアイデアこそ至高」と主張し合い、話し合いは平行線をたどった。仕方がないので社内で多数決をとった結果……


優勝(?)は……



『ハットの中にストックする』に決まりました〜!!!


一切の異論は受け付けないのであしからず!


「赤いきつね緑のたぬき」の最適な隠し方は何か? 多くの人を長年悩ませていた問題が、ついに今日(ほぼ)決着した。ご紹介した方法は自宅でも実践できるハズなので、みんなもこぞってマネしてみてほしい。これで、無性に急に食べたくなったときも安心だ!

参考リンク:「赤いきつね緑のたぬき」
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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