現在開催中の「FIFAワールドカップカタール2022」。連日各国の熱戦が繰り広げられており、日本の活躍も期待されている。深夜に眠い目をこすりながら試合を観戦している熱心なサッカーファンに、ぜひとも食べて頂きたいメニューを紹介しておこう。

ハードロックカフェで期間限定販売されている「メッシバーガー チャンピオンズエディション」(税込2800円+サービス料10%)である。メッシが自ら開発した商品なのだとか。

W杯期間中だからきっと人気商品なんだろうなあ~……と、思いながら食べに行ってみたら、コレがお店の1番人気ではなかった……

・メッシはアンバサダー

ハードロックカフェは2021年に創業50周年を迎えた。これを記念して、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手をアンバサダーに起用して「Live Greatness」と題したキャンペーンを2026年までの5年間開催している。


メッシバーガーは、彼自らが理想とする味を開発したもので、この春から世界のハードロックカフェで販売開始。W杯にちなんで11月21日から12月31日までの期間限定で「チャンピオンズエディション」が登場している。


こちらがその商品。メッシ選手の背番号「10」と同じ数の10種の食材を使用しているという。


商品説明によると、ラテンチリ・アイオリ・チミチュリの3種類のソースに加えて、クオリティ・テイスト・ボリュームの3つを揃えたダブルハットトリックバーガーとのこと。ハットトリックだと!? しかもダブル! 本当にそんなにスゴイのだろうか? 実力は食べてみればわかるだろう。


あいにく、卓上にハンバーガー袋がなかったのでナイフでカットしてチビチビ食べるしかないようだ。大口開けて、そのボリュームを味わいたかったのに残念……。しかし半分に割ると、ダブルパティ(肉)の存在感に圧倒される


チャコールグリルで焼き上げたパティはスモーキーでジューシー。とろけるモッツァレラチーズの食感と相まって、至極の美味しさに仕上がっている。ブリオッシュバンズとの相性も良い。さすがメッシ自らが開発しただけはある。美味しさのバロンドールや~!


・人気はメッシバーガーではなく……

きっとほかのお客さんもコレを食っているはず。と思いつつまわりを見渡すと……。あれ? 誰も食べてない。むしろ、みんな同じカクテルを飲んでいるようなんだけど

なんでみんな同じものを飲んでるの?

気になったのでスタッフに尋ねると、その飲み物は東京国立博物館創立150年記念の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」とのコラボメニューと判明した。国宝をモチーフにしたカクテルだったのである。


コラボキャンペーンはアトレ上野の飲食店で10月1日~11月30日まで実施しており、対象メニューを頼むと国宝カードが2枚がもらえるという。なお、カードは全89種もある。


国宝カードだと!? なんか知らんけど欲しい! ってことで、私もカクテル「クレセントブルース」(税込1230円+サービス料10%)をノンアルコール(税込1030円 +サービス料10%)で注文した。


国宝カード2枚ゲットだぜ! 「破墨山水図(はぼくさんすいず)」(室町時代)と「餓鬼草紙(がきぞうし)」(平安時代)だ、やったね!!


スタッフによると、この1カ月間お客さんのほとんどがこのカクテルを頼んでいるそうだ。メッシバーガーをしのぐ人気とは……。カクテルの人気はまさしく国宝級だな。

……ってことで11月30日を過ぎたら、メッシバーガーの注文が殺到するかもね。とにかく、W杯でのメッシ選手の活躍に期待したい。がんばれ、アルゼンチン!


・今回訪問した店舗の情報

店名 ハードロックカフェ上野駅東京
住所 東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野1階
時間 10:00~22:00 (LO 21:00) 短縮営業中、営業時間は予告なく変更する場合があります
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:ハードロックカフェアトレ上野
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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